トロント交通局(TTC)、年末までに地下鉄駅での無料Wi-Fiを終了

  

トロント交通局(TTC)は、利用者の減少、信頼性、セキュリティ、コスト面での懸念もあるとして、年末に地下鉄駅での無料公共Wi-Fiを終了することを決めました。

TTCの広報担当であるStuart Green氏は、全キャリア向けの5G接続が導入されて以来、同交通機関ではTConnect Wi-Fiシステムの利用が65%減少したと述べています。また、地下鉄の利用回数と総ログイン回数を比較すると、TConnectが利用されているのは利用回数のわずか2%とのことで、ほとんどの乗客は各々のデータプランを使っていることが予想されます。

パフォーマンスとセキュリティの問題を改善するためにインフラをアップグレードするには1,700万ドルかかり、Green氏は「賢明な投資とは思えない」「お客様は、そのお金が安全で信頼できる交通サービスという当社の中核事業に費やされることを望んでいると思います」と述べています。

TTCは、「当社は引き続き Rogers と協力して 5G ネットワークを完全に構築し、TTC での接続性を強化し、その過程で顧客体験を向上させる機会を探ります」と述べています。ちなみに、Rogersによると、今回の決定はRogersではなくTTCによるものとのことです。

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