ポスグラが変わる?カナダ政府、留学生プログラムの変更を発表

  

2023年10月27日(金)、カナダのMarc Miller移民・難民・市民権大臣は、カナダの留学生プログラムを強化&学生を詐欺からより保護することを目的としたいくつかの措置を実施する計画を発表しました。

こちらのカナダ政府のニュースリリースを意訳して紹介します。

①入学許可書の詐欺から学生を保護
2023年12月1日以降、Designated learning institutions (DLI)は、すべての申請者の合格通知をIRCCに直接確認することが義務付けられます。

この新しく強化された検証プロセスは、入学予定の学生を入学許可書詐欺から保護し、今年初めに詐欺調査の結果一部の学生が直面した同様の問題を回避できるようにすることを目的としています。

また、本物の入学許可書のみに基づいて就学許可証が発行されることも保証されるとのことです。
 
②「認められた教育機関」のフレームワークを導入
2024年秋学期に間に合うようにIRCCは、留学生向けのサービス、サポート、成果についてより高い基準を設定するpost-secondary DLIに利益をもたらす「認められた教育機関」のフレームワーク(a “recognized institution” framework)を導入します。

これらの DLI は、例として学校に通う予定の申請者に対する就学許可証の優先処理などの恩恵を受けるようです。

 
③ポスグラプログラムが変わる?
今後数か月以内に、IRCCはPost-Graduation Work Permit Program(ポスグラ)の現在の基準を評価します。

そして、カナダの労働市場のニーズ、および地域およびフランス語圏の移民目標を満たすために、より適切に調整するための改革の導入するとのことです。

国際教育(International Education)は年間 220億ドル以上の経済活動を占めており、これはカナダの自動車部品、木材、航空機の輸出よりも多く、カナダの20万人以上の雇用を支えているということです。 また、2020年のコロナ禍で留学生が一時的に減少したため、同年のカナダの国内総生産は70億ドル以上の損失となったとも記されていました。

カナダ政府は「私たちは留学生がカナダにもたらす重要な社会的、文化的、経済的利益を認識しており、その利益を継続するためには、留学生プログラムの完全性に対する課題に対処する必要があります。」と語っています。

ということで、今後詳細の発表が気になるところです。また何か分かれば、LifeTorontoでもお伝えしたいと思います。

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