トロントのBudweiser StageがRBC Amphitheatreに改称。2030年までに年間稼働型施設へ

  

Live Nation Canada と RBC(カナダ・ロイヤル銀行)は、トロントのウォーターフロントにあるBudweiser Stageを刷新するための複数年にわたるパートナーシップを発表しました。

会場は「RBCアンフィシアター(RBC Amphitheatre)」に改称。本日からRBC Amphitheatreとしてスタートし、2027年秋に改修工事のため閉鎖され、2029年夏に屋外会場として再オープンする予定。そして、2030年までに年間を通じて利用できる拡張型会場へと生まれ変わります。

この会場は1995年にMolson Amphitheatreとしてオープンし、2010年にMolson Canadian Amphitheatreに改称、そして2018年にBudweiser Stageへと再び名称変更されました。

Rendering of future year-round RBC Amphitheatre (CNW Group/RBC)

RBCによると、ライブ音楽産業はカナダ経済の強力な成長エンジンであり、年間で約110億カナダドルのGDPを生み出し、10万人以上の雇用を支え、2,000万人の観客を動員しています。

RBC Amphitheatreが屋内外を強化した年間稼働型施設に生まれ変わることで、公演数&収容能力が大幅に増加し、年間150万人以上のファンを迎える見込みです。

新設の歩行者橋によりアクセスと人の流れが改善され、飲食ブースの増設、ホスピタリティエリアの拡充、芝生エリアへのエレベーター付き展望デッキなどの設備が追加される予定です。オープン・ローンや美しいトロントのスカイラインの眺めは、今後も会場の象徴的要素として残されます。

Live Nation CEO マイケル・ラピーノ氏は声明で、「今回のRBC Amphitheatreの再開発により、トロントは世界的なエンターテインメント拠点としての地位をさらに強化し、ツアー中のアーティストにとって“必ず立ち寄りたい都市”となるでしょう。」「この変革によって、RBC Amphitheatreは比類ない音響性能、ファンに優しい設計、そして上質なホスピタリティ体験を備えた世界クラスの会場となります。」と語っています。

また、RBC CEO デイヴ・マッケイ氏は、「このパートナーシップを通じて、RBC Amphitheatreはさらに多くのトップアーティストを惹きつけ、ファンに新しい音楽とエンターテインメントの体験を届けます。」「また、このライブ音楽の拠点への投資により、数百の新たな雇用を創出し、数千人の来訪者を呼び込み、地域のビジネス活性化にも貢献できることを誇りに思います。」と述べています。

ちなみに、RBCとLive Nationは2026年からAvion Rewards会員が Ticketmaster.ca または Ticketmaster Canada アプリで Live Nation Canada 主催公演チケットを Avion ポイントで購入できるようになると発表しました。

こちらの詳細は今後数カ月のうちに発表される予定です。

今までBudweiser Stageとして親しまれた会場 (その前は Molson Amphitheatre)ですが、Google Mapsを確認すると、既に RBC Amphitheatre という名前に修正されていました。(地図上ではまだ Budweiser Stageという表記)

また、Budweiser Stageのウェブサイトも RBC Amphitheatreに変わっています。

2027年秋から改修工事のため閉鎖となりますが、閉鎖期間中の代替会場については、詳細が確定次第発表されるということなので、こちらも分かり次第またお伝えします。

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