カナダ・オンタリオ州の最低賃金、10月から1.05ドル引き上げ

  

2022年10月1日に州の最低賃金を1時間あたり15.50ドルに引き上げたオンタリオ州ですが、来たる2023年10月1日に再度最低賃金が上昇します。

今回は1.05ドル引き上げとなるため、最低賃金は16.55ドルとなります。(6.8%の上昇)

オンタリオ州政府によると、この低所得労働者のための賃上げは、家族が生活費の上昇を相殺するのを支援するためのものです。

Monte McNaughton労働・移民・訓練・技能開発大臣は、「この最新の最低賃金の増額は、公平でバランスの取れたアプローチであり、彼らが家族を支え、より強力なオンタリオ州を構築し続けることができるように、より多くのお金がポケットに入ることを意味します。」と語っています。

この最低賃金の引上げにより、最低賃金を稼ぐ週40時間働く一般的な労働者は年間賃金が約2,200ドル上昇します。オンタリオ州政府のニュースリリースには、「2022 年には時給16.55ドル以下の労働者が 942,400 人いて、その大部分は女性です。」と記されています。

ちなみに、現在の最低賃金である15.50 ドル以下を稼ぐ労働者の40% 強が小売業に従事しており、約25%が宿泊施設や食品サービスに従事しているとのことです。

また、オンタリオ州の新しい最低賃金は、国内のどの州よりも高い値となります。(ケベック州の最低賃金は $14.25、BC州の最低賃金は $15.65、アルバータ州の最低賃金は $15.00)

ということで、最低賃金で働く方にとっては朗報となりました。最低賃金の引上げは、2023年10月1日が予定されています。

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