知っておきたいオンタリオ州の今後。10/25からの段階的な規制緩和計画まとめ

  

2021年10月22日(金)、カナダ・オンタリオ州政府は保健医官と協議した上で、オンタリオ州を安全に再開&COVID-19を長期的に管理する計画を発表しました。

その内容では、オンタリオ州は今後6か月間で、ワクチン接種の証明や屋内の公共の場でのマスクの着用に関する州の要件を含む、残りのすべての公衆衛生および職場の安全対策をゆっくりと段階的に解除するとのことです。

そこで今回は政府のニュースリリースの内容から、日付別にその段階的な規制緩和について日本語でまとめてみました。

2021年10月25日

オンタリオ州は、2021年10月25日午前12:01からレストランやジムなど「ワクチン接種証明が必要な大多数の環境」で「収容人数の制限」を解除します。また、特定の屋外の場所も制限が解除されることになります。

10月22日現時点では、サービス提供者側が利用者にワクチン接種証明の提示を要求する場合、以下のような場所でも「収容人数制限」と「物理的距離の要件」が解除されることになっています。

・パーソナルケアサービス(例:理髪店、サロン、ボディーアート)
・美術館、ギャラリー、水族館、動物園、科学センター、ランドマーク、史跡、植物園、および同様のアトラクションの屋内エリア
・アミューズメント施設の屋内エリア
・見本市、地方の展示会、お祭りの屋内エリア
・屋内ツアーとガイドサービス
・ボートツアー
・マリーナやボートクラブの屋内エリア
・アウトドアレクリエーション施設の屋内クラブハウス
・不動産業者が提供するオープンハウスイベント
・写真スタジオとサービスの屋内エリア

また、結婚式、葬儀、宗教的なサービスが行われる場所でも、その場所でのワクチン接種証明を求める必要がある可能性があるとのことです。

ただし、上記のような収容人数制限の解除は医療、食料品店からの食料、および医薬品を受け取る環境には適用されないようです。

さらに、リメンバランスデーのセレモニーやサンタクロースパレードなど公開イベントでは、より多くの収容人数を許可する予定とのことですよ。

詳細はまた後日発表されるとのことです。

 

2021年11月15日

政府は、「ワクチン接種の証明が必要」な、残りのリスクの高い環境で「収容人数制限」を解除する予定です。

・ダンス施設を備えた飲食店(ナイトクラブ、ダンスが催されるスペースでの結婚披露宴など)
・ストリップクラブ
・バスハウス
・セックスクラブ

 

2022年1月17日

冬休み後や生徒がクラス内学習に戻った後、公衆衛生とヘルスケアに懸念が見られない場合、政府は「ワクチン接種の証明が不要な環境」で「収容人数制限」を徐々に解除する予定です。

また、レストランなど以下のようなワクチン接種の証明が求められる場面でも、この時点で「ワクチン接種証明書提示の要件」が徐々に解除される可能性があります。

・レストラン、バー、その他の飲食店
・スポーツやレクリエーション施設
・カジノに使用される施設
・ビンゴホールやその他のゲーム施設など

 

2022年2月7日

政府は、以下のようなリスクの高い環境での「ワクチン接種証明の要件」を解除する予定です。

・ナイトクラブ
・ストリップクラブ
・浴場
・セックスクラブなど、

 

2022年3月28日

現時点では、屋内の公共の場でフェイスカバー着用など、残りの公衆衛生および職場の安全対策を解除する予定とのことです。 必要に応じて、特定の場面に関する推奨事項がリリースされる場合があります。

さらに、「ワクチン接種の証明に関する州の要件」は、以下のような「残りのすべての場面」で解除されます。

・会議やイベントスペース
・スポーツイベント、コンサート
・劇場や映画館、レース会場
・スタジオの観客込のフィルム制作など

ということで、トロントを含むオンタリオ州では、再開の兆しというか今後の道筋が見えてきましたね。

ダグフォード州首相は、「再開への慎重なアプローチのおかげで、私たちは今、今後数ヶ月にわたって残りのすべての公衆衛生対策を徐々に解除する場にいます」と語り、「この再開計画は長期的視点で作成されています。ロックダウンを回避し、私たちが今まで成し遂げた利益を失わないことを保証しながら、冬の間、このパンデミックから私たちを安全に導きます。」と述べました。

また、「パンデミックが始まって以来、オンタリオ州は州民の健康と安全を守るため、再開に慎重なアプローチをとっています」と副首相兼保健大臣のクリスティン・エリオットは述べています。

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