Coivd-19の感染拡大を防ぐために、カナダでは現在3日間の指定ホテル隔離を含め合計14日間の自己隔離が必要となっています。

そんな中、本日6月9日（水）にカナダ連邦政府は2回目のCovid-19ワクチンを接種したカナダ人と永住権保持者を対象に、早ければ7月上旬頃には3日間の指定ホテルでの検疫を終了する考えであることを明らかにしました。

7月初旬から段階的に制限緩和となりそうです

本日6月9日（水）にPatty Hajdu保健相は、政府は7月初旬から段階的に制限を緩和することを望んでいると述べました。

そして、最初の段階として「2回のワクチン接種を受けたカナダ人と永住権を持つ人は、指定ホテルでの3日間の検疫をする必要がなくなるだろう」とのことです。

Federal govt is considering removing hotel quarantine requirement for permitted travellers who are fully vaccinated, Health Min. Patty Hajdu confirms; travellers would still need tests pre-departure & on arrival, with quarantine plan while awaiting arrival test results.#cdnpoli pic.twitter.com/eEnz9hWLPB

— CPAC (@CPAC_TV) June 9, 2021

今朝入ってきたニュースでは、「14日間の自己隔離自体も終了するのではないか？？」といわれていましたが、Patty Hajdu保健相は2回のワクチン接種を受けたカナダ人と永住権保持者も、到着時にはCOVID-19検査を受け、検査が陰性になるまで隔離計画を立てる必要があると語りました。

また、こちらのCBCのニュースにも記されていますが、この規則の緩和はカナダ保健省によって承認された COVID-19 ワクチンを2回接種した カナダ人と永住権保持者にのみ適用されるため、観光客には適用されないとのことです。

ちなみにカナダ保健省によって現時点で承認されているのは、以下4種類のワクチンです。

ただし、この変更が現実になるかどうかは、新規感染者数とワクチン接種率の変動に依存するようです。

Patty Hajdu保健相は、「これらの指標は、7月初旬に実施できればと望んでいる国境での変更の実施に向けて前進する上で非常に重要な要素です。もしコミュニティを安全に保ち、COVID-19 から解放することができれば、全ての人にとって難しい対策に戻る必要はありません。」と語りました。

（過去記事：諮問委員会、カナダ連邦政府に航空旅行者の指定ホテル検疫を終了するよう呼びかけ）

ということで、6月9日時点ではまだ決定事項ではないので、注意してください。

先日には、連邦政府のCOVID-19 Testing and Screening Expert Advisory Panelが指定ホテルでの検疫の廃止や14日間の検疫期間短縮などを政府に推奨していることがニュースとなっていたのを覚えている方も多いかと思います。

もし今後カナダ全体でワクチン接種率が増加し新規症例数が減少すれば、7月以降段階的であっても規制緩和が予想されるので、期待したいですね。