オンタリオ州政府が州全体のシャットダウンを正式発表。4/3から何が制限されるの?

  

先日も記事でお届けしましたが、オンタリオ州政府が州全体のシャットダウンを正式に発表しました。

 

カナダオンタリオ州全体で4月3日から最低4週間のシャットダウン

オンタリオ州は、COVID-19の亜種の蔓延を抑えるために政府が緊急ブレーキをかけるため、4月3日(土)から最低4週間に渡る州全体のシャットダウンに入る予定であることが、本日4月1日(木)にダグフォード州首相から発表されました。

州首相は会見の中で、「私たちは深刻な状況に直面しており、ウイルスの急速な拡散、特に懸念される新しい亜種を封じ込めるために抜本的な対策が必要です」と語り、「友よ、今私たちはCOVID-19の第3の波に突入しています。これは新しいパンデミックです。私たちは今、新しい敵と戦っています。」と述べました。

そして、「州内の多くの人々にとって緊急ブレーキを引くのは難しいことは分かっていますが、より多くの人々が感染して病院を圧迫するのを防ぐように努めなければなりません。ワクチンの展開は着実に増えており、ワクチン接種を受ける資格のあるすべての人に勧めています 。それがこの致命的なウイルスに対する最善の保護です。」とも述べました。

また、州政府によると、州が4週間のシャットダウンを行った場合は、COVID-19の症例が4月末までに1日1,000~1,500に減少する可能性があるとのことです。

もしこれ以上の公衆衛生対策が実施されない場合は、4月末までに1日あたりの症例数は6,000に増加する可能性があるとのことで、これ以上感染者を増やさないためにも州のガイドラインを守る必要があります。

CBCのこちらの記事によると、制限されるものには以下が含まれています。

■ 屋内で開催される公開イベントや懇親会を禁止し、屋外での集会の定員を最大5人に制限

■ 州のガイドラインに基づき、パーソナルケアサービスは中止

■ グロッサリーを売るところなどの必須小売店は50%の容量制限で運営可能。大型小売店を含む他の小売業は25%の容量で営業可能

■ レストランなどでの屋内と屋外での食事はありません。テイクアウト、デリバリー、ドライブスルーのオプションは引き続き許可

■ 非常に限られた例外を除いて、屋内または屋外のスポーツおよびレクリエーションフィットネスのための施設の使用を禁止

■ デイキャンプの閉鎖

■ エッセンシャルな理由がない限り、家の外へ出ることは控えることになります(外出の主な理由には、食事や薬、医療の予約、弱者の支援、同世帯の人と一緒に屋外で運動するための外出などが含まれます。)

■ 結婚式、葬儀、宗教サービスの収容人数を、屋内1部屋あたりの占有率15%に制限(屋外で2メートルの物理的距離を維持できる人数に制限)

首相はまた、州の学校を開いたままにしておくことは「最優先事項」であり、当局は「状況を注意深く監視し」、「行動することを躊躇しない」と付け加えました。生徒と教師のために予定されている4月の春休みも予定通りとなります。

ということで、トロントは既にグレーゾーンのため、対策は既に実施されているものとよく似ています。ちなみに今回の制限は「シャットダウン(Shuttdown)」と呼ばれていて、ロックダウンとはそこまで違いがないのですが、以下違いが詳しく解説されていたので、参考にしてみてください。

4週間でシャットダウンが終わることを願って、引き続き安全第一に過ごしましょう。

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