オンタリオ州政府から発表。在宅命令発令中でも外出が許可される29の場合

  

以前もこちらの記事で取り上げましたが、先日オンタリオ州政府は第二次緊急事態宣言に伴い、在宅命令(Stay at Home Order)を発効する旨を発表。

今回の在宅命令はグロッサリー店、病院や薬局、必要不可欠な業務、運動などの目的以外は家にいることを要求するもので、発令期間は今のところ1月14日(木)より14日間となっています。(審議会により更に14日間延長する可能性があります)

ただ不明確な部分が多く、発表後には「これはいいの?これはダメ?」という疑問が多く出ました。

そこでオンタリオ州政府は13日(水)の夜に、今回の在宅命令の下で許可される外での活動の概要を示す規則を新たに発表したので、今回はその内容を意訳して紹介します。

(本記事についてのご利用免責事項)これはカナダの現状により日々アップデートされる政府の緊急対策が英語の為、 LifeTorontoが、ひとりでも多くの日本語の方に届くように意訳し、皆さんをヘルプするものです。本英訳(意訳)の内容から起こったトラブルについてはLifeTorontoは一切責任を持ちません。本記事(ページ)のご利用はこの免責事項に同意したものとみなされます。

以下、カナダ政府または公式発表の参照サイトを掲載しておりますので、最終的にはサイトを確認の上、ご自身の責任で確認ください。また、本件に関するお問合せは受けかねます。もし誤訳や解釈などが間違っている場合はご指摘頂いた後、できるだけ速やかに修正するように致します。皆さまどうぞご協力ください。

 

オンタリオ州政府から発表。在宅命令発令中でも外出できる29の場合

早速ですが、水曜夜に発表された「ONTARIO REGULATION made under the EMERGENCY MANAGEMENT AND CIVIL PROTECTION ACT STAY-AT-HOME ORDER」の内容を紹介します。

以下合計29項目に該当する場合は「外出が許可」されます。

 

仕事、学校、チャイルドケア

1. 仕事 or ボランティアの性質上、個人が居住地を離れる必要がある場合
(個人の雇用主が、仕事 の性質上、職場への行くことが必要であると判断した場合を含む)

2. 学校または高等教育機関に通う場合

3. チャイルドケアの参加や利用、チャイルドケアを提供する場合

4. トレーニングまたは教育サービスを受ける or 提供する場合
 

商品やサービス

5. 食べ物、飲み物、パーソナルケア用品を入手する場合

6. 個人の健康または安全のために必要な商品を入手またはサービスを受ける場合(ヘルスケアサービスや医薬品が含まれます)

7. ビジネスまたは家庭内において、衛生かつ安全な運営や営みを維持するための物品やサービスを得るための外出の場合

8.ステージ1の命令に基づいてカーブサイドピックアップを提供することが許可されている企業または場所から、カーブサイドピックアップなどの代替販売方法で商品を購入またはピックアップする場合

9. ステージ1オーダーに基づく命令により営業が許可されているビジネス or 場所へ予約によって参加する場合

10. 金融機関サービス or 小切手換金サービスを受ける場合

11. 政府のサービス、ソーシャルサービスおよびサポート、メンタルヘルス支援サービスまたは依存症支援サービスを受ける場合

 

他人の支援

12. 支援を必要とする個人に商品を提供 or ケアやその他のサポートを提供、またはそのような支援を受ける場合

・(避難所やグループホームなどの)集合的な環境で個人にケアを提供する場合
・今回の命令の下で許可された目的のため、居住地を離れる際に支援が必要な個人に同行する場合

13. 子どもを親 or 保護者の元に連れて行く場合、親 or 保護者の住居に連れて行く場合

14. 個人の世帯員1人を世帯の任意の場所に連れて行くこと
 

健康、安全および法的目的

15. 個人の健康または安全に対する差し迫ったリスクに対応または回避するために必要なことを行う場合

・家庭内暴力から自分や他人を守る
・安全でない生活環境を離れる、または誰かが安全でない生活環境から離れるのを助ける
・緊急援助を求める

16. 以下を含むエクササイズ

・補助移動装置を使用して屋外を歩いたり移動したりすること
・ステージ1の命令で営業を許可されている屋外レクリエーションアメニティの使用

17. 法律で義務付けられている、または司法行政に関連する場所を訪れる場合

18. 1982年憲法法第35条によって認められ確認された先住民にとって、独自の文化に不可欠なものとされるような活動は今回の命令から除外される

 

複数の住居と引っ越し

19.もし、以下のような個人の別の住居への移動の場合

・その個人は24時間以内に別の住居に到着予定であることかつ今回の命令のなかで許可される目的の1つに参加する場合 or
・その個人が少なくとも別の住居に14日間住む予定であること

20. もし個人が両親、保護者または介護者の世話を受けている場合

21. 住宅の購入または売却、あるいは住宅リースの開始または終了の手配をする場合

22. 引っ越す場合

 

旅行

23. 州外の目的地に移動する目的で、空港、バス停、または電車の駅へ向かう場合

 

集まり

24.ステージ1の命令で許可されている結婚式、葬儀、宗教的サービス、儀式を目的とした集会への出席 or またはそのような集会の目的で必要な手配を行う場合

25. 一人暮らしの場合は、他の一世帯の内のみで集まること

 

動物

26. 獣医サービスを含む、動物の健康または安全に必要な商品を取得またはサービスを受ける場合

27. 動物のための餌や物資を入手する場合

28. 動物を虐待から保護することを含め、動物の健康または安全に対する差し迫ったリスクに対応または回避するために必要なことを行う場合

29. 動物を歩かせる or 運動させる場合

 

最後に:Stay Home. Stay safe. Save lives.

ちなみに、上記の内容は家を持たない方には適用されません。

また最後になりますが、ダグフォード州首相は

「混乱することはありません。とても単純です(There’s no confusion. It’s very simple)」
「家にいてください。もし外出すべきかどうか疑問に思っているなら、答えは Stay home です。(Stay home. If you’re questioning, ‘Should I go out,’ you got the answer: stay home.” )」

と語っています。延長無く今回の在宅命令が終わるといいですね。

また、外に出る必要がある方は、引き続き安全第一に行動してください。

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