カナダとアメリカの国境検問所に先日一風変わった来客があったようです。
カナダとアメリカの国境検問所に子熊がやってきた。その理由は?
11月4日にCanada Border Services AgencyがSNSに投稿した写真が話題になっています。それがこちら。
photo from Canada Border Services Agency
上の写真はカナダBC州スチュアートとアメリカ・アラスカ州ハイダーの間の国境検問所ですが、先日訪れたのはブラックベアの子どもです。
子熊は国境越えを試みたようで、Canada Border Services AgencyはSNSに以下のように記しています。
(意訳)この旅行者はエッセンシャルな理由があり入国を求めましたが、渡航を証明する文書がありませんでした。 国境を越えようと強く試みた後、オフィサーにとって捕らえられ移送されました。冬の間SmithersにあるNorthern Lights Wildlife Societyで過ごす予定です。
photo from Canada Border Services Agency
Northern Lights Wildlife Societyは怪我をしたり孤児になった野生生物を保護する団体。
スタッフの方によると、今回の子熊はとてもお腹を空かしていて、ベリーなどの食べ物を探して国境検問所まで来たようです。
また、検問所を通過しようとした子熊は冬眠シーズンのための十分な体重がないため、Northern Lights Wildlife Societyのシェルターで過ごす予定です。
photo from Canada Border Services Agency
ということで、一見写真だけ見ると「かわいい」で終わりかもしれませんが、みなしごの痩せた熊が食料を求めてさまよっている姿に少し考えさせられたのではないでしょうか?
ちなみカナダ・アメリカ間の国境は、新型コロナウイルスの影響から既に7カ月以上不必要な旅行を禁止しています。
過去記事:さらにもう1か月。カナダ・アメリカ間国境封鎖の延長が発表される
Canada Border Services Agency
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