ビールがおいしい季節がいよいよ到来しますね!
暖かくなって外出をする機会も増え、友人宅を訪れる際の手土産や、自宅でのホームパーティ用に、ビールをお店で買う機会が増えてくるのでは?
農産物などに限らず、ビールだって地産地消がいいですよね!ということで、今回はトロント産のクラフトビールにフォーカスしたいと思います。
トロントには大手からインディペンデントまで、30以上ものブリュワリー(ビール醸造所)が存在します。
新鮮なビールをその場で飲めるパブや、ボトルショプを備えたブリュワリーに行くのもいいですが、ここでは近所のLCBOやBeer Storeで手軽に買えるトロント産のクラフトビールを紹介していきます。
大手のメーカーはもちろん、地元のインディペンデントメーカーのビールまで、数あるトロント産のクラフトビールの中からお気に入りを見つけてくださいね。
目次
トロントを代表するクラフトビールメーカーの定番3選
まずは、トロントの多くのレストランのメニューや、LCBOとBeer Storeなどで必ず見かける、トロントの人たちに愛されている定番&おすすめクラフトビール3選から。
1 スチーム・ホイッスル・プレミアム・ピルスナー
種類:ピルスナー
アルコール度数:5%
トロントのランドマーク、CNタワーの近くに醸造所をかまえるスチーム・ホイッスル・ブリューイング。
ビールの種類は潔くピルスナーだけに注力していて、世界一のピルスナーを目指して作り上げているそうですよ。
新鮮なホップの香りとさわやかな苦味、モルトの味わいやフローラルな後味が飲みやすく、ゴクゴクいけます。
2 ミル・ストリート・オリジナル・オーガニック・ラガー
種類:ラガー
アルコール度数:4.2%
オンタリオ州で最初に公認されたという、オールナチュラルのオーガニッククラフトビールです。
明るい麦色のラガーは、繊細なモルトの風味とフローラルハーブが香る、すっきりと軽い飲み心地が特長的です。
ディスティラリー地区にある醸造所も人気スポットですよ。
3 アムステルダム・ボーンシェイカー
種類:IPA
アルコール度数:7.1%
ホップをふんだんに使って醸造した、濁りのある無ろ過のIPA(インディアン・ペール・エール)クラフトビールです。
シトラスとパインの香りが鼻を通る、IPA独特の個性的な味わいが楽しめます。
苦味が強くアルコール度数が高めなので、パンチのあるビールが好きな方におすすめです。
トロントの若手ブリュワリーが手がけるクラフトビール5選
2010年代にできた、比較的新しい若手ブリュワリーが作るクラフトビールを紹介します。
世界中のビールからインスパイアされて、自由な発想で作られたクラフトビールが多く、新鮮な驚きを与えてくれること間違いありません!
1 ロスト・クラフト・リヴァイヴァル
種類:エール
アルコール度数:4.8%
2015年に創業したロスト・クラフト・ブリューイングは、世界中を旅してあらゆるスタイルのビールから影響を受け、レシピを開発しているそうです。
上面発酵させたエールビールのロスト・クラフト・リヴァイヴァルは、穀物の香ばしさと熟したリンゴのようなフルーティな香りが鼻を通ります。
麦芽とハーブの風味もバランス良し!
2 グリーンウッド・IPA
種類:IPA
アルコール度数:6.3%
2013年創業のレフト・フィールド・ブリュワリーはトロントの東側のエリア、レスリービルにあります。
名前とロゴが物語る通り、ビールと野球に情熱を注ぐチームが作っています。
こちらはグレープフルーツやパイナップル、ピーチなどのフルーティな風味、ライトな苦味、すっきりと爽快な後味がポイントです。
3 オフ・ザ・リーシュ・IPA
種類:IPA
アルコール度数:6.5%
2018年にカナディアン・ブリュイーング・アワードと、オンタリオ・ブリュイーング・アワードの両方で金賞を獲得した、ホップの香りと味のバランスに優れているビールです。
レモンとグレープフルーツの風味、モルトの香り、焼いたナッツのような香ばしさが絶妙で、ミディアムボディの穏やかな炭酸も特長的。
ハーブのようなホップの香りが余韻のある後味に仕上げます。
4 コンダクターズ・クラフトエール
種類:エール
アルコール度数:5.2%
2011年創業のブリュワリーは、その名の通りジャンクションエリアにあります。
コンダクターズ・クラフトエールは、北アメリカやヨーロッパから選りすぐった5種のモルトと5種のホップを使用した、深みのある味わいのエールビールです。
キャラメルとビスケット、シトラスの香りに加え、微細なビターさが味わえます。
5 リバーサイド・ピルスナー
種類:ピルスナー
アルコール度数:4.7%
ダウンタウンの東側、ドン川を越えたところにあるのが、ソールター・ストリート・ブリュワリーです。
2017年にオープンしたばかりで、真っ赤な扉が目印の醸造所です。
こちらのビールはチェコスタイルのピルスナー。モルトの味わいがしっかり楽しめるのが特長です。
思わずジャケ買いしたくなる!個性的なデザインのクラフトビール4選
クラフトビールのデザインは、アートピースのようにおしゃれですよね。
円柱の缶やボトルのラベルをキャンバスに見立てるかのように、個性的なグラフィックが描かれています。
見ているだけで楽しいですし、そのグラフィックからどんな味かを想像するのもワクワクしますよ。
1 オクトパス・ウォンツ・トゥ・ファイト・IPA
種類:IPA
アルコール度数:6.2%
1987年に創業、30年以上続くグレート・レイクス・ブリュワリーが手がけるIPAビールです。
ファイティングポーズをとったタコのイラストがインパクト絶大ですよね。
味はというと、ジューシーなトロピカルフルーツのような香りが口に広がり、爽やかなハーブの風味も感じられます。
2 スペース・インベーダー・IPA
種類:IPA
アルコール度数:6%
インベーダーゲームをイメージしたグラフィックが目につく、アムステルダム・ブリューハウスによるIPAビールです。
グレープフルーツ、パイナップル、緑茶、そしてホップの強い風味を感じる、ミディアムボディの辛口ビールに仕上がっています。
柑橘系の酸味が好きな人におすすめしたいです!
3 ギャラクティック・ペールエール
種類:ペールエール
アルコール度数:5%
30年近く家族経営しながら続いているグラナイト・ブリュワリーが作る、オールナチュラルにこだわったペールエールです。
ロケットのグラフィックが、古いSF映画のポスターみたいでカッコイイですね。
アザッカホップとカスケードホップを使っていて、トロピカルフルーツの香りとフレーバーを感じるのが特長です。
4 インスティゲーター・IPA
種類:IPA
アルコール度数:6.5%
2012年にトロントのジャンクションで誕生したインディー・エールハウス・ブリューイングの、フラッグシップIPAビールです。
トロピカルな香りと、ほのかなモルトの味がポイントです。
強烈なラベルのデザインは「インスティゲーター(扇動者)」というビール名を表していると思われます。
風味豊かなフレーバー系クラフトビール4選
フレーバーで味付けをしたビールも多くのクラフトビールメーカーが手がけています。
フルーツなどで味付けがされたビールは、飲みやすくてデザート感覚で楽しめるのも魅力の一つです。
1 ユズ・ペールエール
種類:ペールエール
アルコール度数:5%
日本人に馴染み深い、柚子フレーバーのペールエールです。
柚子そのものを加えて醸造をしているので、しっかりとさわやかな柚子の味が感じられ、すっきりドライな後味も魅力です。
ラディカル・ロード・ブリューウィングは、レスリービルにパブ&レストラン付きのブリュワリーを構えていて、そちらもおすすめ。
2 ミル・ストリート・ヴァニラ・ポーター
種類:ポーター
アルコール度数:5%
ダークカラーのエール系に属するポータービールで、天然のバニラを加えて醸造しています。
芳香なバニラの匂いが幸せな気持ちにさせてくれますよ。
ダークチョコレート、焼き菓子などのデザートと一緒に楽しむのがおすすめです。
3 オン・ブルーベリー・ヒル・スタウト
種類:スタウト
アルコール度数:4.2%
好みが分かれるダークなスタウトビールですが、こちらはブルーベリーの味と香りのおかげで、爽やかで飲みやすいのがポイント。
アルコール度数も低めな上に、なめらかでドライな後味もポイントが高いです。
4 ウィップ・ピニャ・コラーダ
種類:IPA
アルコール度数:6.0%
レフト・フィールド・ブリュワリーで作っている「WHIP SMOOTHIE IPA」シリーズは、フルボディのIPAにフレーバーを付けています。
こちらはパイナップルとココナッツを加えたピニャ・コラーダ風。
ジューシーな酸味とクリーミーな味わいが特長です。
お気に入りのトロント産クラフトビールを見つけよう!
トロント産ビールのおすすめガイド、いかがでしたか?
紹介したのはほんの一部で、トロントにはまだまだたくさんのブリュワリーと、おいしいクラフトビールがあるんです。
まずは、今回挙げたビールを制覇してもらいつつ、好きなブリュワリーに目星をつけたら、さらに掘り下げて自分だけのお気に入りのクラフトビールを見つけてもらえると幸いです!
また、過去にもトロントのブリュワリーをいくつか記事で紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてくださいね。↓