オンタリオ州の最低時給が2018年1月に$14.00、2020年に見直しが行われることが決定

  

2019年2月22日(金)追記
政府の方針が変わり、2019年1月に予定されていた最低自給引き上げは撤廃されました。
次回の最低自給の見直しは2020年10月に行われます。

2017年5月30日(火)、キャサリン・ウィン・オンタリオ州首相から、オンタリオ州の最低時給引き上げについての発表がありました。

2019年にはオンタリオ州の最低時給が $ 15 になります。

 

オンタリオ州の最低時給:2017年10月に $ 11.60、2019年には $ 15 に引き上げ

昨年、2016年10月1日(土)にオンタリオ州の最低賃金が $ 11.25 → $ 11.40 に引上げられたことを覚えている方も多いのではないでしょうか?

そして、2017年5月30日(火)、オンタリオ州の最低時給がさらに引き上げられることが発表されました。

最低時給の引き上げプラン
2017年10月:$11.40 → $ 11.60
2018年1月: $ 11.60 → $ 14.00
2019年1月: $ 14.00 → $ 15.00

上記の通り、現状3段階の最低賃金引上げが予定されています。

驚きなのは、2017年10月に ¢20 の引き上げがあり、その数か月後には、一気にジャンプアップして $ 2.40 がプラスされることでしょうか。

今回の最低時給引上げについて、キャサリン・ウィン首相は以下のようにFacebookに記しています。(以下、一部抜粋・意訳)

Our plan for Fair Workplaces and Better Jobs will raise the general minimum wage to $15/hour. Nearly 30 per cent of workers are going to benefit from this.

This plan will also make the workplace fairer by mandating equal pay for part-time and full-time work, because some employers are paying part-time workers far less than they pay full-time employees for doing the exact same job.

 
(意訳)この計画では、公正な職場とより良い仕事のため最低時給を15ドルに引き上げます。これによって、30%近くの労働者が恩恵を受けることになるでしょう。

例えば、一部の雇用主はフルタイムワーカーとパートタイムワーカーが全く同じ仕事をしているにもかかわらず、パートタイムワーカーに支払っている賃金がはるかに少ないようなケースがあり、最低時給の引き上げにより、このような場合に公平さをもたらすと考えています。

Kathleen Wynne

 

最低時給の引き上げでより公平な職場とより良い仕事を。

ということで、皆さんの心境はいかがでしょうか?

最低時給で働いているトロントにお住まいの方にとっては、嬉しいニュースではないでしょうか?逆に雇用主の皆さんにとっては、人件費の圧迫で痛手になることも十分に考えられます。

ただ、今回の最低時給引上げで、キャサリン・ウィン・オンタリオ州首相が言うように、オンタリオ州により公平な職場より良い仕事が生み出されていくといいですね。

 

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