皆さん、ドキュメンタリー映画は好きですか?
今年も4月28日(木)~5月8日(日)にかけて、Hot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭がトロントで開催!!
Hot Docsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭とは?
photo from Hot Docs Festival
1993年にスタートした北米最大の国際ドキュメンタリー映画祭が「Hot Docs Canadian International Documentary Festival」です。
カナダだけでなく世界中から厳選されたドキュメンタリー映画が、トロント各地で上映されるこのイベントは、毎年4月から5月にかけて開催されています。
なんと今年は51ヶ国から232の映画が上映予定で、20万人にもなる観客を見込んでいます。
今回は数ある作品の中から、ライフトロントスタッフが注目している日本人が出演する映画4つをピックアップしてご紹介します。
日本人が出演する映画4つ
1.GATEKEEPER / ゲートキーパー 命の番人
photo from Hot Docs Festival
中国系カナダ人のYung Chang監督による東尋坊(とうじんぼう)の崖を舞台にしたドキュメンタリー映画。
英語で「門番」を意味する「ゲートキーパー」ですが、「悩んでいる人に気付き、声をかけて話を聞いて、必要な支援につなげ見守る人」のことを指す自殺対策分野で広く使われる用語でもあります。
photo from Hot Docs Festival
そして、東尋坊は福井県坂井市三国町安島に位置する崖。自殺の名所としても日本では有名なので、ご存知の方も多いはず。
そこで今まで500人以上の命を救ってきた自殺防止に取り組む元警察官、茂(しげ)幸雄さんの姿を描いた映画です。
2.The Legacy of Frida Kahlo / フリーダ・カーロの遺品−石内都、織るように
皮膚や衣類と時間とのかかわりをテーマにした写真を撮り続けている日本を代表する写真家の石内都さんを追った小谷忠典監督によるドキュメンタリー。
そしてフリーダ・カーロは、幼いころの病気や事故で不自由な体となりながらも、自身の過酷な現実を描き続けた近代メキシコを代表する画家。
photo from Hot Docs Festival
そのフリーダの死の50年後、カタログとして遺品を撮影するプロジェクトを立ち上がり、石内都さんに依頼が舞い込みます。時空を超えて2人の女性が交差する「記録」と「記憶」を巡るドキュメンタリー。
3.The Shining Star of Losers Everywhere / 負け組の星 ハルウララ
photo from Hot Docs Festival
ハルウララは連戦連敗があまりに続いたため、かえって人気を呼んだ日本の元競走馬。そのハルウララを取り上げたMickey Duzyj監督によるアニメーション映画です。
勝つまで決して諦めないその姿が、「忍耐と努力の象徴」「負け組の星」として描かれています。
photo from Hot Docs Festival
4.Uzu / 渦
photo from Hot Docs Festival
Gaspard Kuentz監督による「渦」は、松山道後秋祭りの「喧嘩神輿」を取り上げています。
神輿と神輿がぶつかり合い、渾身の力を込め神輿を押し合う様はまさに戦場。大スクリーンで観る喧嘩神輿は圧巻です。
事前に気になる映画をチェック
photo from Hot Docs Festival
ということで、いかがだったでしょうか?
こうした国際的な映画祭で日本人、日本を取り上げた作品が上映されるのは嬉しいですよね。
その他にも合計232のドキュメンタリー映画が上映される予定なので、今のうちに気になるものをチェックしておきましょう!