第2次世界大戦中、広島の原子爆弾投下によって被爆したピアノの音色を全国に届ける、実在の調律師をモデルに描いた作品。
第38回日本映画復興賞奨励賞を受賞。さらに、米ロサンゼルス日本映画祭で平和賞を受賞した名作をぜひ一度ご覧ください。
-あらすじ-
被爆二世である調律師・矢川(佐野史郎)は、広島で被爆したピアノを所有者から任される。彼は預かった被爆ピアノを修理・調律し、自ら運転する4トントラックに積んで全国を回っている。東京で暮らす江口菜々子(武藤十夢)は被爆ピアノコンサートのことを知り、自分の母親が被爆ピアノを1台寄贈していたことを知る。
矢川を通して被爆ピアノ、広島のこと、また祖母のことを知るうちに自身のルーツを探していく。