2SLGBTQAI+の祭典!北米最大級のトロント・プライド・パレードが6月開催

  

世界的に6月はプライドマンスです。ここカナダ・オンタリオ州トロントでも、6月に入って既に様々なプライドイベントが開催されています。

今回はプライドマンスで最も盛り上がるトロント・プライド・パレード(Toronto Pride Parade)について取り上げます!

 

トロントのプライドパレード(Pride Parade)について

トロントは 2SLGBTQAI+ フレンドリーな都市です。2005年にカナダ全土で同性婚が合法化になりましたが、トロントのあるオンタリオ州は他の州に比べ最も早い2003年6月に合法化しています。

プライドマンスになると、トロントの街にプライドカラーのものをたくさん見かけるようになります。

ちなみに、「2SLGBTQAI+」の意味を知らないという方も多いかと思います。以下を参考にしてみてください。

2S・・・two-sprit(男と女、二つの魂をもつ神から祝福された特別な人間であるという先住民の同性愛者観)
L・・・レズビアン
G・・・ゲイ
B・・・バイセクシャル
T・・・トランスジェンダー
Q・・・クィア or クエスチョニング(セクシュアリティのアイデンティティについて未確定の人)
A・・・アセクシュアル(性的欲求や恋愛感情を抱かないセクシュアリティ)
I・・・インターセックス(中間的な性を表す言葉。身体的性で男女両方の性別を持っている)
+・・・セクシャリティの多様性を表現。その他にも様々なセクシャリティがあることを意味している

そんなトロントで、プライドパレードが2025年も開催されますよ!開催日時は6月29日(日)2pm~6pm となっています。(Pride Torontoのパレードについてのページはこちら)

トロントのプライドパレードは北米最大級の規模といわれていて、レインボー・フラッグのもと、当事者やその家族や友人・同僚のほか、観光客まで、人種・国籍に関係なく数え切れないほどの人々が集い、街中を闊歩し、沿道から声援を送り合います。

Pride Torontoのウェブサイトによると、2025年は、25,000人以上の参加者と250以上の団体が参加するというから驚きです。

パレードのルートは、ウェブサイトのFestival Mapで確認できます。ローズデール・バレー・ロードとパーク・ロードの交差点から始まり、Nathan Phillips Squareが終点となります。Nathan Phillips Squareにはメインステージも設けられます。

当日はパレード参加者だけでなく、老若男女問わずたくさんの人がパレードを観にやってくるので、パレードをいい場所で観たい人は早めに場所取りをしておきましょう。

また、プライドトロントでは、フェスティバル期間中の水分補給をサポートするために、無料の給水所を4ヵ所に設置しています。(Festival Mapで確認できます)水筒を持参しておくと便利です。

ちなみにイベントの主な目的は、セクシャル・マイノリティーの存在を社会に伝えること。そして、その独自のカルチャーを祝い・讃えることとなっています。

お祭り気分で楽しむのも全然良し!この機会にセクシャル・マイノリティーの存在について改めて学ぶのもよさそうです。

ということで、6月29日はセクシャリティの垣根を越えて、みんなで楽しみましょう!「まだプライドパレードを観たことがない」という方も、この日はぜひプライドパレードを観にお出かけしてみてください。(暑くなりそうな場合は、飲み物もたっぷり持参して熱中症対策をしておきましょう)

過去のトロントでのプライドパレードにはジャスティントルドー前首相やオンタリオ州知事、トロント市長などが参加していましたが、今年はどんな顔ぶれが見られるのかも楽しみですね!

Toronto Pride Parade 2025
開催日時:6月29日(日)2pm-6pm
パレードルート: Rosedale Valley Rd. & Park Rd., West on Church St.,
South on Yonge St., to Nathan Phillips Square (地図はこちら
【公式サイト】