【月47回乗車で無料化】トロントの交通機関、TTCの支払い方法が変更される可能性

  

トロントのオリビア・チョウ市長は、トロント交通委員会(TTC)の利用者が47回乗車すると、その月の残りの乗車料金が自動的に無料になる制度を提案しています。​​

「普段通り、スマートフォン、Presto、またはクレジットカードをタップしてください。月に47回タップすると、その後は自動的に無料になります」とチョウ市長は会見で述べています。この制度がもし始まれば、申込書は不要で、年齢を問わず、誰でも自動的に利用できるようになる予定です。

例えば、12月18日に47回目のタップをすると、その後12月31日まで乗車が無料になります。

TTCのマンスリーパス(大人)は現在月額156ドルです。片道運賃は3.30ドル~3.35ドルなので、運賃約47回分となっています。

チョウ市長の提案が通れば、運賃上限制度により、利用者は乗車料金が全額をカバーできるかどうか確信が持てないまま、マンスリーパスの金額を支払う必要が無くなります。

会見では、「47回乗車全てを利用すると仮定すると、損益は均衡します。しかし、47回乗車全て利用しない人もいるかもしれません。つまり、彼らは過払いしていることになります。これは不公平です。」と語っています。

さらにチョウ市長は、最終的な計画として、2027年までに月40回乗車まで引き下げたいと語っており、これによりTTCの利用者を増やす狙いがあります。

トロント市は、2026年のこのプロジェクトの費用は総額350万ドルかかるものの、うち290万ドルはTTC、60万ドルは市が負担すると発表し、「市の予算では負担可能だ」と述べています。「当初は収入が減るかもしれないが、長期的には利用者数の増加につながります。」とチョウ市長は指摘しています。

TTCを普段から利用する方にとっては費用が抑えられる可能性があるので、嬉しいニュースではないでしょうか?この変更は、2026年度予算案で可決される必要があります。

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