今、若い世代を中心に、日本から海外に出稼ぎをする人が増加傾向にあることを皆さんご存知でしょうか?
今、#海外出稼ぎ に行く日本の若者が増えています。
円安の影響かと思いきや、経済学の視点でみると、そこには日本の社会が抱える構造的な要因があると言います。
『#世界インフレの謎』で話題の東京大学大学院経済学研究科教授の #渡辺努 さんに聞きました?https://t.co/hbiYAGQLIW
— NHKクローズアップ現代 公式 (@nhk_kurogen) February 1, 2023
その理由として、「海外のほうが給料がいいから」という単純なものだけではなく、年功序列や長時間労働といった日本の働き方そのものに不満があるため出稼ぎをする場合も多いようです。
そこで今回は、SNSで見かけた実際にカナダに住む日本人の出稼ぎに対する感想を集めてみました。
なぜ海外に出稼ぎへ?海外出稼ぎ関連のニュースも
海外に出稼ぎに行く理由としてまず挙げられるのが、賃金の違いです。以下のOECD によるグラフのように、日本(黄線)の平均賃金は1990年から2021年の間でほとんど変化がありません。
photo from OECD Data
ところがカナダ(赤線)では、同じ期間で約1.4倍も伸びています。
さらに、近頃の円安の影響も海外出稼ぎに拍車をかけている要因の一つとなっています。
こうした状況から、特にワーキングホリデー制度の対象となる30歳以下の若者が、海外で働くことを選択肢の一つとしている動きが大きくなっているようです。
最近は日本で「海外出稼ぎ」関連のニュースも多くなってきた印象で、先日NHKにて放送された番組「クロースアップ現代」でも取り上げられ、実際に日本とカナダの賃金の差が大きいという点を挙げていました。
今日の #クロ現 では、近年増えている #海外出稼ぎ に向かう若者について、その実態や背景に迫りました。
見逃し配信は2/8まで。 ?️ や?でご覧いただけます? https://t.co/AUUOgEhgLd
— NHKクローズアップ現代 公式 (@nhk_kurogen) February 1, 2023
【#クロ現 ダイジェスト2】
寿司職人を育てる学校でも、
今や8割の学生が海外を希望。行き先は、
アメリカ・ロサンゼルスに
カナダ、さらにはポーランドまで。 pic.twitter.com/EnBAypIgxM— NHKクローズアップ現代 公式 (@nhk_kurogen) February 1, 2023
また、以下の NHKの記事では海外出稼ぎに行った日本人のインタビューがまとめられています。
日本人が海外で出稼ぎ!? 若者たちが海外を目指す背景にあるもの https://t.co/7GKOJLgCLm
— NEWS (@NEWS_0) February 1, 2023
さらに一例ではありますが、以下の記事ではカナダで働く男性が取り上げられています。ラーメン屋のホールスタッフで月収約50万円ということで、カナダ在住者のなかでも話題になっていました。
ラーメン屋バイトでも月給は約50万円。脱サラしてカナダに移住した30歳男性 https://t.co/d0F4cQvzy0
— 週刊SPA!・日刊SPA! (@weekly_SPA) January 8, 2023
海外出稼ぎに対して、実際にカナダに在住している日本人の声は?
上記で紹介しているニュースを見ると「カナダをはじめとして海外で出稼ぎしたらいいかも?」と考える方も多いかもしれません。
ここで、カナダ在住の日本人の方が出稼ぎに対してどんな感想を持っているのか、SNSで探してみました。ニュースではあまり語られない税金などに触れている方も多い印象です。
海外出稼ぎが話題になってたから、少し遅いけどone example of real life in Canada… 私(Registered vet tech)の収入。full time 週33h x $27, part time 12h x $31 x 月2回、another part time 7h x $30 x 月3回、合計$4728 だけどafter tax 約$3100 けっこう安定した職業でもこんなもん。90万て何?
— Natsuko🇨🇦長野❤️Vet (@nat_summer_vic) February 5, 2023
https://twitter.com/Eaglepeak61/status/1620898210213662721?s=20&t=4QsITgmVgSQ0wuukh2jHFQ
例えば出稼ぎとか、国の安全さの問題で英語が話せないといけない状況、で今カナダにいるみたいな人の話を聞くと本当に恵まれているなぁとしみじみ思うことがある。英語を話せることが+αというよりも、話せることが生きていくための必須条件となっていて、それでペラペラに話せて仕事を得ている。
— ほのか🇨🇦国際恋愛・国際結婚・バイリンガル子育て (@HmHmdaily1) January 13, 2023
「外国に出稼ぎ」みたいなのを多く見るようになりましたが、外国に行って稼ぐのは簡単だと思っているでしょうけど、そう簡単には稼げません。海外で稼せぐ人の多くは手に職がある人です。
給料が日本よりも高いですが、その分日本よりも物価が高い事はあまり放送されていないですね。— カナダで留学会社運営のTakeshi (@miekenryugaku) February 4, 2023
バンクーバーへ出稼ぎ…
稼げるスキルがあり、なおかつ、日過酷な低賃金長時間労働してる人には、確かにオヌヌメしたい。
だけど、着の身着のまま来るのは止めとけ…
物価高いし、住宅事情が厳しいから、ある程度はまとまった準備金は必要。— 指圧パーク??バンクーバー (@shiatsupark) October 26, 2022
バンクーバーで家賃5万ちょいは安いな?
シェアでってことなのかな?
こう見るとやっぱり出稼ぎに海外へ!って魅力的になるよね?
ワーホリで短期でガッチリ稼ぐならオススメかも!
あたしもオーストラリアで1年間で150万貯めたし!税金めっちゃ取られたけど!笑https://t.co/ftnbjOtUmP— Yu//Amecana??オタワ生活 (@amecanadiary) January 9, 2023
連日話題の #海外出稼ぎ
「自分も出稼ぎしたい!でも物価お高いんでしょう?」って心配な人はnumbeoってサイトを使ってみよう。
世界の物価がチェックでき、比較も可能です。画像はバンクーバーと東京で比較してみたもの。まずは現実を知り、実現可能かイメージしてみるのです? pic.twitter.com/9Zk7MRqaI5— ??ℤ??留学ライター (@mez1126) February 1, 2023
最後に:カナダはワーホリを含む IEC の受け入れ人数を20%増やすことを先日発表
最後になりますが、カナダ政府は2023年のワーキングホリデープログラムを含めたIECの受け入れ人数を20%増やすことを先日発表しており、今まで以上に若者のカナダ渡航を促している状況です。
(姉妹サイトLifeVancouverの記事)受け入れ人数20%増!2023年ワーキングホリデービザ、1月9日から申請受け付け開始
賃金の違いだけでなく、労働環境の違いや円安の影響も相まって、海外出稼ぎが注目されている昨今。確かに、日本とカナダを比べると賃金に差があるため、その分稼ぎが大きいのかもしれません。
しかし、言語はもちろんのこと、物価や生活環境も日本とは大きく異なる上に、業種によっても給料の幅がかなり変わってきます。
その違いをきちんと理解したうえで、一歩大きく踏み出してみるなら今がチャンスなのかもしれません。