カナダ留学でのホームステイ生活を快適にする6つのコツ。生活スタイルの違いは?

  

文/メープルエデュケーション留学センター

カナダ留学を考えている方の中には、ホームステイを検討している方も多いかと思います。SNSなどを見ると、「ホストファミリーと気が合って居心地良すぎるから滞在を延長した」「立地も部屋も食事も最高で当たりすぎる」という声もあれば、

「ホストファミリーとうまくコミュニケーションが取れなくて辛い」
「ホームステイ中のご飯がちょっと口に合わない・・・でも言いづらい」
「ホストファミリーとの生活習慣が違い過ぎて、ストレスが溜まっている」

など、うまくいっていないケースも残念ながらちらほら聞く話です。

そこで今回は、今まで数々のカナダ現地ホームステイ手配を手がけているメープルエデュケーション留学センターのカウンセラーが、ホームステイを快適に過ごすための6つのコツをお伝えします。

現在ホームステイ中で悩んでいる方、そして将来カナダ留学の際にホームステイを考えているという方もぜひ確認してみてください。

日本人とカナダ人のよくあるライフスタイルの違いを事前に知っておこう

当たり前ですが、国が違えばライフスタイルも異なりますよね。日本とカナダのよくあるライフスタイルの違いをまず知っておくことで、ホームステイ中のトラブルを避けることができます。

1.シャワーは1日1回、15分程度が主流

カナダでホームステイをする際に注意したいのは、シャワーの長さです。タンクに溜めたお湯を使っている家庭が多いため、長くシャワーを使いすぎると、次に使う人が冷水しか出ないといったトラブルになります。そのためシャワーは15分前後で終わらせましょう。

また、バスルームを共有する場合も多いので、使用後は落ちている髪の毛など軽く掃除して、清潔さを保つようにすることも大切です。(ホームステイ中だけでなく、シェアハウスでも同様ですよね)

ちなみにカナダでは、日本のように毎日浴槽にお湯を溜める習慣はありません。浴槽自体無いお家もありますが、ホームステイ先に浴槽があって「週に1回でもどうしてもお風呂に浸かりたい」という場合は、まずホストファミリーに直接相談してみる事をおすすめします。

 

2. 朝食はパンやシリアル、昼食は昨夜の残り物やサンドイッチなど

ホームステイで重要となる「食事」。ホームステイは食事つきが基本なため自分で自炊をしなくていいのはとても助かります。

移民国家のカナダなので、食事の内容はホストファミリーによっても大きく異なりますが、多くの場合は朝食はパンやシリアルを自分で準備して食べるスタイルが多く、昼食は昨夜の残り物をタッパーに入れたものだったり、サンドウィッチとフルーツなどを学校に持って行ったりする場合が多いです。
(サンドウィッチは材料は冷蔵庫に用意されていて自分で作って持って行ってねという場合もあります)

夕食の場合は基本的にはホストファミリーが作ってくれた暖かいご飯が出てくることが多いですが、ホストが忙しいときはファストフードなどが出てくる日もあるかもしれません。

人それぞれ食の好みが違うので、もしも食の好みがいまいちホストファミリーと合わずどうしても辛い、、という場合は、まずは感謝の気持ちを伝えた上でこんなメニュが食べれたら嬉しい(例えばお米が食べれたら嬉しい、フルーツが食べれたら嬉しいなど)と伝えてみるのもいいかもしれません。

 

3. 洗濯は週に1回程度なのでバスタオルは何回か使用してから洗濯

日本では毎日 or 数日おきに洗濯をしていた方も多いかと思いますが、カナダで洗濯は週に1回程度が一般的。「毎日洗濯したい」と言うと、ホストファミリーを困らせてしまうかもしれません。

週一回よりどうしても多く洗濯をしたいという場合はホストファミリーに回数を増やす事は可能か、もしくは手洗いで部屋干しなどしていいかなど相談をしてみてください。

 

カナダのホストファミリーについて

ホームステイは、カナダの文化や習慣の違いをホストファミリーとの生活を通じて知る事のできるチャンスです!しかし、ホストファミリーといってもいろんな方がいらっしゃいます。

「子どもが独立して空いた部屋を貸したい」「仕事を退職後に留学生をホストして異文化交流、サポートをしたい」「自分たちの子どもに留学生と触れ合う機会を与えてあげたい」などなど、、、、

ホストファミリーとして留学生を受け入れるようになるのには、みなさんそれぞれ違ったストーリーがあります。

ホームステイといえば家族の一員としてホストファザー、マザー、子どもが暖かく受け入れてくれて、週末は一緒にBBQやショッピングに行ったり、、、という生活を思い浮かべる方も多いかなと思います。

もちろん留学生に出来る限り特別な思い出を作ってあげたい!という気持ちでホストをされている方もいらっしゃいますが、正直なところ特にカナダの大都市であるトロントやバンクーバーは共働きで忙しいホストファミリーも多かったり、ホームステイをサイドビジネスとして行っている方々も少なくありません。

もちろん自分からコミュニケーションとり、仲良くなってパーティーや週末にデイトリップに一緒に出掛けるということもありますが、初めから色々してもらえる、色々なところに連れてってもらえるというような期待はしない方がいいかもしれません。

いろいろなご家庭がありますが、ホームステイの感覚としてはホテルにゲストとして泊まるのではなく、少し遠い親戚のお家に住まわせてもらうという感覚に近い事が多いかと思います。

ですので、もし可能であれば初めから半年などホームステイを長い期間申し込むのではなく、1ヶ月や2ヶ月など短期で申し込み、ホームステイ先が気に入った場合は延長という形がおすすめです。

 

カナダでホームステイ生活を快適にする6つのコツ

上記で説明させて頂いたとおりホストといっても色々な方がいますが、最終的には人と人との関わりなので、やはり思いやりをもって積極的に交流していく事によってホストファミリーと良い関係を築ける事が多いです!

ここで、ホームステイ生活を快適にする6つのちょっとしたコツをお伝えします。

 

1. ハウスルールを確認し、ライフスタイルや文化を尊重しよう

ホームステイ初日は必ずホストファミリーに「ハウスルールがあれば教えてください」と聞いてみてください。例えば「シャワーの使用時間」「夕飯の時間」などその家庭のルールを教えてくれるはずです。

カナダ・日本問わず、それぞれの家庭にルールがあるので、そちらを尊重して生活するようにしましょう。特にお友達を呼んだり、キッチンを利用するにはホストの許可が必要なことがほとんどですので、希望する方は必ず事前にホストに確認をしましょう。

英語例:

「知っておいた方がいいハウスルールはありますか?」
Is there any house rules that I should be aware of?

「夕飯はいつ食べていますか?」
What time do you usually have dinner?

「キッチンをたまに使わせて頂く事は可能ですか?」
Is it possible to use the kitchen once in a while?

 

2. 挨拶や短い会話も大事!コミュニケーションは自分から取ること

英語が苦手な場合、「何を言えばいいか分からないから、声をかけたくても、怖くて声をかけられない・・・」という留学生も多いホームステイ。
ホストファミリーとのコミュニケーションが疎かになると、自分で知らぬ間に壁をつくってしまって、憂鬱な生活を送ることになりかねません。

ホストファミリーも多くの留学生にとって英語は第二言語であるという事を理解しているので、完璧に話そうとする必要はありません。

短い挨拶や会話でもいいので、自分から積極的にコミュニケーションをとって、自分が心を開いていることが伝わるように接することで、徐々に関係を深めていきましょう。

また、ホームステイでのトラブルはコミュニケーション不足やミスコミュニケーションから起こる事がほとんどです。何かトラブルになりそうな場合は、まずは自分からコミュニケーションを取り問題解決できるようチャレンジをしてみる事も大事ですが、うまくいかなさそうな場合は問題がこじれる前にホームステイの手配を担当したエージェントや学校のスタッフに早めに相談してサポートをしてもらう事をおすすめします。

英語例:

「おはようございます。調子はどうですか?」
Good morning. How are you?

「今日(の仕事)はどうでしたか?」
How was your day/work today?

「今日の料理、とっても美味しかったです!ありがとうございます。」
Today’s dinner was delicious! Thank you so much.

 

3. ⻝事の量が多い・少ない場合は、ホストファミリーに自分の意見をちゃんと伝える

日本では「空気を読む」的な表情や視線などを重視した非言語コミュニケーションが文化的背景にありますが、カナダでは言葉で伝える文化です。そのため、もし食事の量が多かったり・逆に少なかったときは自分から言わないと、状況が変わらないことが多いです。

「シャイだから言いづらい・・・」「嫌に思われたらどうしよう」と考える方もいますが、食事以外の場面でも自分の気持ちをちゃんと伝えられるように努力してみてください。

苦手・食べられないものが出てきたときや、逆に好きな食べ物が出てきた時も素直に自分の気持ちを伝えるのが一番です。黙っていると、自分にも不要なストレスが溜まってしまい精神的にも良くないので、なるべく避けましょう。

ホストも滞在している留学生が何が好きで何が嫌いかわかると、毎日の食事の準備も楽になり助かります。

英語の例:

「ごめんなさい。こんなには食べれそうにないです。少し量をすくなくしていただけますか?」
Sorry, I don’t think I can eat this much.
Could you make the portion a little less for me, please?

「もう少しお米をいただけますか?」
※少し言い出しにくい時は「~してもらう事って可能ですか?」という「Is it possible~」を使ってみるのもおすすめです
Is it possible to have some more rice?
Could I have a little more rice, please?

「ごめんなさい、椎茸は苦手なんです。」
Sorry, I am not a big fan of shiitake mushrooms.

「ごめんなさい、ピーナツアレルギーがあるので食べられないんです。」
Sorry, I am allergic to peanut so I can’t eat them.

 

4. 英語が聞き取れなかったら聞き返すか紙に書いてもらおう

ホストファミリーは、ホームステイをする多くの留学生は英語を学ぶためにカナダへ来ていることを理解しています。なので、会話の中で英語を聞き取ることができない場合でも、焦らず聞き返しましょう。理解するまで何度も言い方を変えたりして、伝わるように努力してくれるはずです。

どうしても聞き取れない場合は、紙に書いてもらう or スマートフォンに文章を打ってもらうのも全然アリです。ホストファミリーと話す努力を重ねていくと、少しずつ何を言っているのか聞き取れるようになります。

英語の例:

もう一度言ってもらえませんか?
Could you repeat what you said?
Pardon?
Could you say it again?
I’m sorry?

本当にごめんなさい!あなたが何を言っているのか分からないんです…。この紙に書いてもらえませんか?
I’m so sorry! I can’t understand what you’re saying… Could you please write it on this paper?

 

5. 曖昧な態度は取らず、理解しないまま「YES」と言わないように

ホストファミリーが何を言っているか分からないまま曖昧に「Yes」と返事をすると、余計に訳の分からないことになりかねません。曖昧な態度はホストファミリーも混乱します。

「良く分からなかったから、もう一度言ってください!」とお願いして理解した上で、「Yes/No」を伝えることを心がけましょう。

英語の例:

あなたは今夜レストランに行くと言ったのですか?
Did you say you are going to a restaurant tonight?

 

6. 貴重品は鍵がかけられるトランクの中へ

ホームステイ生活の中で貴重品が無くなるトラブルは最も避けたいところです。

ホストファミリーだけでなく、他の留学生といっしょに暮らす場合もあるので、念のためパスポートや高価なもの、現金などベットの上や机など目の着くところに出しっぱなしにするのではなく、鍵がかけられるトランクの中など安全な場所で保管をしておく事をおすすめします。

 

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メープル・エデュケーション留学センターは、カナダで20年以上、数多くの留学生をサポートし続けている現地のカナダ留学エージェントです。1997年にトロントにオフィスをオープンし、2013年にはバンクーバーにもオフィスをオープンしました。

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