オンタリオ州、Covid-19ブースター接種を全州民に拡大予定。知っておきたいこと

  

先日オンタリオ州政府は保健医官と協議の上、11月6日からCOVID-19ワクチンブースター接種の適格性をリスクの高い個人に拡大することを発表しました。

またオンタリオ州は、今後数カ月でブースター接種対象者を12歳以上の全オンタリオ州民に拡大する予定です。

 

ブースター接種、リスクの高い個人まで対象を拡大

具体的には、ブースター接種は2回目の接種を受けてから6か月後に免疫力が徐々に低下し、COVID-19による重篤な病気のリスクが高いという証拠に基づいて、以下の人を対象にまず提供される予定です。

■ 70歳以上の個人(1951年以前に生まれた)
■ 介護施設およびリタイヤメントホームのスタッフを含むヘルスケア従事者と指定されたケアギバー
■ アストラゼネカワクチンの2回接種 or ヤンセンワクチンの1回接種を受けた個人
■ ファーストネーション、イヌイット、メティスの成人とその非先住民の世帯員

対象者の方は11月6日(土)午前8時以降こちらから予約ができます。ネットが使いない方は電話での予約も可能となっています。

またオンタリオ州政府によると、病院に勤務する医療従事者は病院のワクチン接種プログラムを通じて直接ワクチン接種を受けるために、病院の雇用主に連絡することをお勧めするとのことです。
 

2022年からは、12歳以上のオンタリオ州民に対象を拡大

そして、12歳以上の全オンタリオ州民を対象としたブースター接種も2022年1月から徐々に始まる予定で、こちらは2回目の接種から6〜8か月の間隔で、年齢とリスクに基づいて行われます。

ブースタ接種の計画は以下の表をご覧ください。(拡大画像はこちら


photo from Ford Nation

ちなみに、5〜11歳の子どもに対するCOVID-19ワクチンの適格性はカナダ保健省の承認が必要で、それを待っている現状です。承認後を想定してワクチンを提供する準備が行われています。

今回の発表に関して保健医官のキーラン・ムーア博士は「地域社会での感染率を低く抑えて最も脆弱な人々を保護することは、学校や企業、社会的環境を可能な限り安全に保ちながら、ロックダウンを回避する方法です」と声明で語っています。

また、「Covid-19との長期的な共存を学びながら、全てのオンタリオ州民にブースター接種の適格性を拡大する準備ができています。今週からCovid-19に感染するリスクが高い個人に適格性を拡大します。」と述べています。

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