【第3のワクチン】カナダ保健省がアストラゼネカのCovid-19ワクチンを承認。接種計画を加速

  

カナダ保健省がアストラゼネカのCOVID-19ワクチンの使用を承認しました。

カナダで承認されたワクチンは、ファイザーとモデルナのものに続き3種類目です。

 

アストラゼネカのワクチンがカナダで承認。接種計画の加速を目指しています

2021年2月26日(金)の朝、カナダ政府からカナダ保健省がアストラゼネカからのCOVID-19ワクチンの使用を承認したことが発表されました。

正確にいうと承認されたワクチンは以下2種類です。

アストラゼネカがオックスフォード大学と共同で開発したCOVID-19ワクチン

アストラゼネカと提携して同社のCOVID-19製品を製造しているインドの施設「セラムインスティテュート(Serum Institute)」でつくられたワクチン

政府の発表によると、カナダ保健省は2020年10月1日にアストラゼネカから、2021年1月23日にVerity Pharmaceuticals Inc./Serum Institute of Indiaから認可申請を受け取った後、これらのワクチンがカナダの厳しい安全性、有効性、品質要件を満たしていると判断しました。

また、CBCのこちらのニュースによると、アストラゼネカのワクチンの有効性は62.1%と推定されているとのことです。

さらにカナダ政府は、今年の第2四半期と第3四半期に到着する予定の2,000万回分のアストラゼネカワクチンへのアクセスを既に確保しているとのことで、遅れが目立つワクチンのロールアウトプランが今後加速することが期待されます。

ちなみに今回承認されたワクチンは、18歳以上の人への投与が許可されていて、65歳以上も含まれます。他のワクチンと同じく2回の投与が必要となります。

また、冷蔵温度(2℃~8℃)で少なくとも6か月間保管することが可能で、カナダ全土への流通を促進します。

カナダ保健省は、製造業者に対してワクチンの安全性、有効性、品質に関する情報を引き続き提供するように要求していて、ワクチンの使用をサポートする臨床試験結果など、より詳細な情報は今後数週間で入手可能になるとのことです。

ジャスティントルドー首相も会見で述べていましたが、今回の承認により、今後より多くの人がより早くワクチンを受けられるようになることが期待されています。

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