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【保存版】トロントの公共機関TTC完全ガイド!地下鉄・バス・ストリートカーを徹底解説!

  


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photo from Toronto Transit Commission

カナダ最大の都市、トロント。
この街の交通手段を調べた時、必ずと言ってもいいほど出てくる、公共交通機関Toronto Transit Commision(TTC)
トロントに住んでいる方には、お馴染みの生活の足、と言えるのではないでしょうか。

そこで今回は!トロントを初めて訪れる方にも、長く住んでいる方にも!
トロントに住むには欠かせないTTCの基本情報から最新情報まで、詳しくまとめてみました!
*2018年6月現在の情報になります。

1. トロントのTTCで使える3つの交通機関

photo from Wikipedia

トロントの街中に多く点在している、このロゴが目印のTTC。
TTCはその名前の通り、トロントの地下鉄・ストリートカー・バスなどを運営している公共機関のことを指します。

2017年に北西エリア延長部分がオープンしたばかりのTTCは、トロント市内はもちろんのこと、東はスカボロー(Scarborough)、北はヴォーン(Vaughan)、西はトロント・ピアソン国際空港 (Toronto Pearson International Airport)、南はダウンタウンの中心部Union駅まで繋がっています。

それではまず、地下鉄・ストリートカー・バス、この3つの機関の基本情報をお伝えしていきます!

・地下鉄(Subway)

TTCの地下鉄の路線は全部で4つと、シンプルに構成されています。
その全面図がこちら↓↓↓

photo from Toronto Transit Commission

4つのラインはそれぞれ名前があり、様々な駅に繋がっています。

1. イエローライン(Line 1:Yonge-University Line)
Finch駅からUnion駅を経由してVaughan Metropolitan Centre駅までの、計38駅を繋ぐ南北線。

2. グリーンライン(Line 2:Bloor-Danforth Line)
Kipling駅からKennedy駅を繋ぐ、計31駅に渡る東西線。

3. ブルーライン(Line 3:Scarborough Line)
Kennedy駅からスカボロー市のMcCowan駅の6駅を繋ぐライン。

4. パープルライン(Line 4:Sheppard Line)
トロントの北部Sheppard-Yonge駅からDon Mills駅の5駅を繋ぐラインで、地下鉄ラインの中では最短。

・ストリートカー(Streetcar)

現在、Eglinton駅の東西を走る新たなラインを建設中のTTCのもう一つの地上線、ストリートカー。
その多くは、ダウンタウンやオンタリオ湖岸を中心に走っています。

ストリートカーのマップ全面図がこちら↓↓↓(マップの赤いラインがストリートカーの路線です。)

photo from Toronto Transit Commission

ストリートカーは300番台と500番台のものに分かれ、合計11の路線があります。
その中のUnion駅から運行している509番と、Bathurst駅から発着している511番のストリートカーは、ビリー・ビショップ空港(Billy Bishop Toronto City Airport)に繋がるフェリー乗り場に到着します。(詳しくはTTC公式ページ『Billy Bishop Airport』を参照ください。)

またストリートカーは新型モデルも開発され、こちらは現在、ダウンタウンを中心に走っています。

photo from Toronto Transit Commission

・バス(Bus)


photo from Toronto Transit Commission

トロント市内を走るTTCの地上線の一つといえば、バス!
東西南北さまざまな場所に行くことができるように、140ヶ所以上に渡り、ルートが運行されています。
そのマップ全面図はこちら↓↓↓

photo from Toronto Transit Commission

また、バスの前方には自転車を乗せることができます。
自転車をお持ちの方は、バスで目的地の近くまで行ってサイクリング、といったことも可能ですよー!

他にも、バスの中にはトロント・ピアソン国際空港(Toronto Pearson International Airport)に繋がっているラインがいくつかあります。

・192 Airport Rocket (Kipling駅より出発)
・52A Lawrence West(Lawrence駅またはLawrence Westより出発)
・300A Bloor-Danforth (Bloor-Danforthエリアより夜間のみ運行)
・332 Eglinton West (Yonge Street and Eglinton Avenueから夜間のみ運行)
上記バスの詳しい運行状況はTTC公式ページ『Toronto Pearson International Airport』を参照ください。

2. TTCの運行時間

TTCの地下鉄・バス・ストリートカーは、統一された時間で運行されています。

【TTCの運営時間】
・終日(平日、土日含む):6 a.m. 〜 1 a.m.
・夜間:1:30 a.m. 〜 5:30 a.m.(日曜日は8 a.m. まで)
*300番台で表示されているバス・ストリートカーは、夜間帯を走る Blue Night Networkと呼ばれ、24時間運行しています。

3. TTCの乗車料金とチケット&トークン購入方法

それではここから、TTCの地下鉄・バス・ストリートカーの料金の詳細をお伝えしていきます!
TTCのチケットは地下鉄、ストリートカーやバスで共有で使うことが出来ますよー!

価格は、一般料金(Adult)・シニア料金(Senior/65歳以上)・学生料金 (Student/13〜19歳)と分かれ、12歳以下はフリーとなります。

・現金

地下鉄などには車内両替機はなく、お釣りも出てきません。そのため現金で支払う際は、事前に準備が必要となります。

Adult Senior / Student
$3.25 $2.10

・Tickets&Tokens

トークン(Tokens)とはTTCで使える専用のコインのことで、回数券のような役割を果たしてくれるものになります。
トークンは、各駅の窓口もしくは専用の自動販売機で購入可能です。
*窓口で回数券(Tickets)も購入できますが、こちらはシニア・学生が対象で、専用IDが必要になります。

1ドルコイン(左)に比べて小さめのトークン(右)

またトークンを購入の際、3枚以上トークンを同時購入するとお得に買うことができますよー!
詳しくはこちらです↓↓↓(“3枚以上の購入が必要”となっていますが、1枚からでも購入可能です。)

TTC地下鉄窓口に記載されているものになります。

他にも、特定のShoppers drug martなどのドラッグストアやMetroといったスーパーマーケットなどでもトークンを買うことが出来ます。(詳細はTTC公式ページ『Authorized TTC Fare Sellers』を参照してください。)
*近年、トークンを購入できる自動販売機の台数が少なくなっており、窓口での購入が主になっていますのでご注意ください。

Adult Senior / Student
$3.00 $2.05

・Downtown Express

Downtown Expressは、Osgoode駅・St. Andrew駅・King駅・Queen駅を中心に周回しているバスのこと。
日本でいう特急券のようなチケットですので、通常価格とまた別料金が発生します。ご注意ください。
またこちらのバスは、通常運転と同じバスで運行されていますので、バス表示をしっかり確認してくださいねー!
こちらのチケットは、窓口でのみ購入可能です。

・141 Downtown/Mt Pleasant Express
・142 Downtown/Avenue Road Express
・143 Downtown/Beach Express
・144 Downtown/Don Valley Express
・145 Downtown/Humber Bay Express
*ルートによっては、ダウンタウン以外からも乗ることが可能です。(その際は、TTC公式ページ『Downtown Express Routes』をチェックしてみてください。)

Downtown Expressは、現金などで払う通常料金の他に、下記の料金が必要になります。

Adult Senior / Student
$3.25、もしくはtoken、またはMonthly Express Sticker($43) $2.05、もしくはMonthly Express Sticker($43)

・学割料金の注意点

学生料金でパスやチケットなどを購入する場合、Post-Secondary Photo IDが必要となります。

Photo IDを購入できるのは、認定されたトロントの公立・私立のCollegeもしくは Universityの『Degree』または『Diploma』を取得するプログラムにフルタイムで通う学生で、ESL(English as Second Language)の学生は対象外となります。

4. お得で便利な各種パスと購入方法

・デイパス(Day Pass)


photo from Toronto Transit Commission

その日一日すべての路線が乗り放題となるデイパスを購入すると、始発から翌朝の5:30a.m.まで使用可能になります。
デイパスは、一律で$12.50で購入できます。(窓口のみで購入可能)
また、土日・祝日はデイパス1枚で最大6人が利用可能なグループ・ファミリーパスも、同じ値段で購入できます。

グループ・ファミリーパス1枚を買った場合、以下いずれかの組み合わせで使えます
【例】大人1人 + 5人以下の学生
    もしくは
   大人2人 + 4人以下の学生
    または
   大人2人

< class="underline">・ウィークリーパス(Weekly Pass)

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ウィークリーパスは、月曜日から日曜日までの期間が対象のパスになります。
そのためパスを購入できるのは、パスを使用する前の週の木曜日〜同週の火曜日までとなります。

【例】
5/21(月)もしくは5/22(火)にパス購入 → 購入日 〜 5/27(日)まで使用可能
5/24(木)〜 5/27(日)にパス購入 → 翌週の5/28(月)〜 6/3(日)まで使用可能
5/28(月)もしくは5/29(火)にパス購入 → 購入日 〜 6/3(日)まで使用可能

こちらのパスは、窓口もしくはパス自動販売機(Pass Vending Machine)で購入可能です。

Adult Senior / Student
$43.75 $34.75


 

・マンスリーパス(Monthly Metropass)

毎月1日からその月の末日まで使用できるパスになります。
こちらのパスも、窓口もしくはパス自動販売機で購入可能です。

Adult Senior / Student
$146.25 $116.75

・年間パスプラン(Metropass Discount Plan /MDP)

年間でメトロパスをお得に購入するプラン、Metropass Discount Plan (MDP)。
通常購入価格より安くなるプランですが、こちらは2018年12月で終了となります。

Adult Senior / Student
$134.00 $107.00

・パスの購入方法(Pass Vending Machine)

デイパス以外のすべてのパスは、パス自動販売機で購入可能です。(購入の際はMaster Cardなどのクレジットカード、もしくはデビットカードのみ有効になります。)
自販機の設置場所は、TTC公式ページ『Pass Vending Machine』を参照ください。

5. 電子カード「PRESTO Card」

PRESTOカードは、日本でいうSuicaやPasmoのような電子カード運賃支払いシステムのことを指します。

Adult Senior / Student
$3.00 $2.05

PRESTOに関する情報は、以前詳しく特集していますのでご参照ください。

また、2018年5月からPRESTOに年間パスが開始されています。そちらについても詳しく特集してますので、併せてご覧ください。

6. TTCの乗り方と乗り場案内

TTCの地下鉄の入り口やバス停などには、TTCのロゴが入った看板が建てられています。
そのため駅やバス停を探すときは、そのロゴを目印にすると分かりやすいですよー!

・地下鉄の乗り方

それでは、ここからは地下鉄の乗り方を説明していきます!

まず、地下鉄の駅の様子はこんな感じです。

Dufferin Stationの様子

そのほかの地下鉄の入り口は、こんな感じです↓↓↓

Osgoode Stationの地下鉄の入り口の一つ

そして、こちらが改札の様子になります。


photo from Toronto Transit Commission

駅によっても雰囲気は異なりますが、多くの駅はこんな感じです。

次は、改札の入り方です。こちらは持参のパスやトークンなどによって入る場所が異なります。

デイパス・マンスリーパスなどのパスをお持ちの方は、こちらの改札。

PRESTOカードをお持ちの方は、こちらの改札になります。


photo from Toronto Transit Commission

有人改札の場合は、パスをTTCの駅員に提示してください。

トークンで精算したい方は、トークンをこちらに入れるだけでOKです!

改札を抜けたら、次は目的の駅につながる方面のホームに向かいます。
TTCの駅は、東西南北で次に向かう駅が表示されます。

また、次の電車が何分後に来るかなど表示されたディスプレイがあり、遅延されている場合も知らせてくれます。

ディスプレイの右下に次の電車が何分後に来るかが表示されます。

そして知っておいてもらいたいのが、DWA(Designated Waiting Area)と表示されている看板。

photo from Wikimedia Commons

昼間は比較的人が多いTTCのホームですが、夜間帯の利用者数はまばら。
一人で電車を待つことが不安の時は、駅員につながるインターフォンが設置されている、この看板の近くで待つことがオススメです。

・バスとストリートカーの乗り方

それでは次に、バスとストリートカーの乗り方を説明します!

バスもしくはストリートカーの乗り場は、こちら↓

もしくは、こちら↓↓

または、こちら↓↓↓

バスやストリートカーに乗ったら、トークンを所定のボックスに入れるか、パスをドライバーに提示します。

新型ストリートカーの場合、ドライバーにパスを見せたり、トークンをボックスに入れる必要はありません。
が、車内にある機械を使って精算する必要がありますので、お忘れなくー!

バスやストリートカーに乗って最寄りの駅に近づいたら、「Stop Request」のボタンを押します↓↓↓

もしくは、こちらの黄色の紐を引っ張って、降車することをドライバーに伝えます。

・トランスファーチケット(Transfers)・Proof of Payment(POP)

目的地へ行くまでに、バス・ストリートカー、もしくは地下鉄の違うラインに乗り換えが必要な場合、
トランスファーチケット(Transfers)という乗り継ぎ券が必要になります。

地下鉄、バス・ストリートカーではチケットの形は違いますが、これらのチケットをお持ちの場合、TTC間の乗り継ぎが2時間フリーとなります。
が、チケット​は最初に入った駅で取らないと無効になりますのでご注意を!

地下鉄のトランスファーチケットは、こちら↓↓↓

バス・ストリートカーのトランスファーチケットはこちらです↓↓↓


photo from Transit Toronto

これらのチケットは、Proof of Payment(POP)と呼ばれる支払い証明書を兼ねています。
乗り継ぎの際にPOPをTTCの駅員に提示する必要がありますので、TTC搭乗の際には必ず取ってください。

もし提示できない場合、最大$425の罰金の対象となる可能性がありますので、ご注意下さい。
(その他罰金の詳細は、TTC公式ページ『By-law No. 1 Fines Table』を参照ください。)

また、チケット発行の場所・方法は地下鉄とバス・ストリートカーでは異なります。

地下鉄の場合は、機械での発行↓↓↓

バス・ストリートカーの場合は、ドライバーからの手渡し、もしくはご自身で取る形になります。

・シャトルバスの運行

TTCの地下鉄やストリートカーで何らかの問題が発生し運行が止まった場合、もしくは週末にメンテナンスなどのために一部区間が閉鎖された場合、代行としてシャトルバスが運行されます。

シャトルバスが運行される時は、乗り場案内などを担当するボランティアの方がいることがありますので、向かう場所が分からなくなった時でも安心です!

トロントでの日々を便利にしてくれるTTCで街をまわろう

TTCガイド、いかがでしたか?
他にもGTA(the Greater Toronto Area)で使えるパスや最新の交通情報などもありますので、TTCの公式サイトやSNSなども合わせてチェックしてみて下さいね〜!

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