生活していると毎日出てくるゴミ。みなさんはちゃんと分別できてますか?
トロントに来たばかりの方や引っ越しなどで生活環境が変わった方など、ゴミの出し方がわからないと不安になりますよね。
今回はそんな悩めるゴミの分別方法をわかりやすく解説していきます!
目次
トロントでのゴミの分別は主に3種類!
トロント市は、
- オーガニックゴミ
- リサイクルゴミ
- 通常ゴミ
の主に3種類に分別するように決められています。
家や公園などで大きなゴミ箱(ビン)を見かけたことがあるという方も多いと思いますが、それぞれのゴミによって捨てるビンの色が違います。
オーガニックゴミ
What goes in the Green Bin is very important as the organic material is used to create high-quality compost that can be used to feed and nourish soil. Know before you throw! Find out what does and does not go in the Green Bin at https://t.co/jNdTcIUNaN pic.twitter.com/8QEFbiynDX
— City of Toronto (@cityoftoronto) August 25, 2021
主に食品廃棄物などの生ゴミがこのオーガニックゴミに分類されます。
オーガニックゴミは、緑のビンに入れましょう。
- 野菜くず、皮、とうもろこしの穂軸(とうもろこしを食べて残ったもの)、籾殻
- 果物の芯、種、皮
- 肉、鶏肉、魚(骨を含む)、貝類
- パスタ、パン、穀物、雑穀、米、小麦粉
- 乳製品、卵(殻を含む)
- ナッツ、ナッツシェル
- 焼き菓子、デザート
など
その他
- 紙ナプキン、ペーパータオル、ティッシュ(洗剤などの化学物質が付着している場合は通常ゴミとして捨てましょう)
- コーヒーの粉、フィルター、ティーバッグ
- 食品が付着した紙皿、テイクアウト容器(ワックスやプラスチックでコーティングされていないもの)
- 紙袋(小麦粉や砂糖の袋など)
- 食品サンプルの入ったピザの箱
- ペーパーマフィンカップ(ワックスやパーチメントでコーティングされてない、つるつるしていないもの)
- 観葉植物(土を含む)
- ペットの排泄物
- おむつ
- 女性用生理用品
など
ホームセンターでキッチン用の生ゴミ入れや生ゴミ処理機を買って持っておくとよいでしょう。
トロント市で配布している「What goes in the Green Bin (Organics)?」の表がとても便利です。
印刷して冷蔵庫などよく見えるところに貼っておくとよいでしょう。
photo from City of Toronto
リサイクルゴミ
We know that recycling can be confusing. Here are items that can always go in the Blue Bin:
paper and cardboard, steel and aluminum cans, trays and roasting pans, glass bottles and jars, plastic bottles and jugs.
Empty and rinse containers. More tips at https://t.co/p3Cw5ufEWs pic.twitter.com/XK6Qvsmgr6— City of Toronto (@cityoftoronto) September 3, 2021
リサイクルゴミは青いビンに入れましょう。
上記のビデオでも触れていますが、
- 容器の中身を空にする
- よくすすぐ
- 蓋をする
という点に気をつけましょう。
また蓋は、黒いプラスチックでできているものは通常ゴミ扱いになります。
トロントではリサイクルゴミの分別は少しややこしいので注意が必要です。
- 瓶、ジャー(蓋付きのもの)
- 硬質プラスチック
- 食品用ジャー、タブ(蓋付きのもの)
- いちごやサラダなどが入っている透明な食品容器
- 使い捨て皿、紙コップ
- ペットボトル(蓋付きのもの)
- 洗剤、石けん、シャンプーのボトル(蓋・スプレー・ポンプ付きのもの)
- CD/DVDのクリアケース(空のもの、黒いケースは通常ゴミ)
ポリエチレンなどの柔らかいプラスチック
- 食料品/小売店のビニール袋
- 青果売り場などにあるポリ袋
- パン袋(発泡スチロールでないもの)
- 牛乳袋(外袋、水洗いした内袋を含む)
- サンドイッチ用袋(再封可能なものを含む)
- 冷凍フルーツ/野菜用袋(スタンドアップパウチは不可)
- トイレットペーパー、ナプキン、ペーパータオル、水・ソフトドリンクのケースなどの外袋
- 新聞/チラシ/雑誌が入っている袋(中身を外袋から取り出し、別々に捨てましょう)
- ドライクリーニングの袋
- おむつ/女性用生理用品の外袋
- 庭の土/肥料/堆肥/ロードソルトが入っている袋
金属類
- アルミ/スチール製の食品・飲料用缶
- アルミトレイ、パイプレート、ローストパン・天板
- クッキー缶
- エアゾール缶(空にして蓋を付けて捨てましょう)
- ペンキ缶(空にして蓋を外して別々に捨てましょう)
紙類
- バッグ(ワックスやプラスチックの裏地やコーティングがないもの)
- 広告、封筒
- 新聞、チラシ、DM、雑誌、カタログ(外袋は取り外して別々に捨てましょう)
- ギフトラップ、ティッシュペーパー、カード(リボン、ホイル包みは不可)
- シュレッダーにかけた紙(透明なビニール袋に入れて縛っておきましょう)
- ソフト/ハードカバーの本
*名刺サイズ以下のものは封筒に入れるか、シュレッダーにかけた紙と一緒にビニール袋に入れましょう。
紙の容器
- カートンや箱(ジュース、牛乳、スープなど)
- らせん状に巻かれた缶(例:ポテトチップス、ナッツ、冷凍ジュースなど。缶の底の金属を剥がして缶の中に入れてしっかりと閉じます。上部の内蓋は通常ゴミになります。)
段ボール
- 板紙(シリアル、ティッシュ、洗剤、靴などの箱、平らににして捨てましょう。)
- 段ボール(つるつるしていないもの。平らにして捨てましょう。ピザの箱などは空にして捨てましょう。水や炭酸飲料などケースは、外側のビニールを取り除いて別々に捨てましょう。)
- ロール紙(トイレットペーパー、ペーパータオル、包装紙など)
発泡スチロール
- 食品用容器(例:皿、カップ、卵パック、テイクアウト容器、肉/魚トレイなど。ラップや中の吸水シートは通常ゴミとして捨てましょう)
- 輸送用や電子機器などの保護用発泡スチロール(ピーナッツ用の包装用発泡スチロールは通常ゴミです。)
- ※黒い発泡スチロールやサイズが10cm×10cm以下のものは通常ゴミになります。)
また、エスプレッソマシンなどで使われるカフェポッドは、リサイクルには分類されないので注意しましょう。
通常ゴミとして捨てるか、回収プログラムを実施している小売店やメーカーに返却しましょう。
パッケージにリサイクルマークが書いてあるものでも、トロント市ではリサイクルとして扱われない場合があります。
トロント市で配布している「Blue Bin Recycling」の表をよく見て、きちんと分別しましょう!
photo from City of Toronto
通常ゴミ
Improper disposal of waste causes problems. Please remember to "know before you throw" and don't put items that belong in the garbage in the #recycling bin. Coffee cups, black plastics, cables and broken dishware go in the garbage. https://t.co/omnMwmFo3A #KnowBeforeYouThrow pic.twitter.com/1lhKqBeWrx
— City of Toronto (@cityoftoronto) March 10, 2018
上記の生ゴミ、リサイクルゴミに当てはまらないものは、例外を除いて通常ゴミになります。
黒いビンに入れましょう。
- クリーニングワイプ(アルコールシートなど)
- マスク、ビニール手袋
- シリアル、クッキー、クラッカーなどの内袋
- 黒いプラスチック製の食品容器、カトラリー、蓋
- カフェなどで提供される温かい飲み物用のカップ(黒以外の蓋やスリーブはリサイクルとして捨てましょう)
- 冷たい飲み物用のカップ、ストロー(蓋はリサイクルとして捨てましょう)
- プラスチック製の気泡緩衝材(プチプチ)
- ラミネートされたプラスチックフィルム(スタンディングパウチ、スナック菓子の袋)
- 掃除用のフロアシート、おしりふき、拭き取りクレンジングシート、綿棒、デンタルフロス
- プラスチックやホイルの包み紙、アルミホイル
- 飲料用パウチ、ストロー
- アイスの棒、爪楊枝、木片、鉛筆の削りかす
- 髪の毛、ペットの毛、羽毛、爪、糸くず、ろうそく、タバコの吸殻や灰
- ガムのパッケージ、ブリスターパック
- 電球(電球形蛍光灯(CFL)以外)、食器、飲料用グラス
- 金属製のギフトラップ、リボン
- 果物用の木箱
- 割れたマグカップ、食器
基本的に色が黒いものは通常ゴミとして捨てましょう。
例えばテイクアウトをしたときの黒い容器は通常ゴミに分類されます。
There are 2 reasons the City doesn't accept black plastic in the Blue Bin: it can't be properly sorted at the recycling facility and there is no market to sell it. All black plastic should be put in the garbage. Find out what items go where at toronto/ca/wastewizard pic.twitter.com/mpuzPh0Qen
— City of Toronto (@cityoftoronto) March 28, 2018
毎年、トロント市では約50万トンのゴミが出ており、日本のように焼却するのではなく埋め立てています。
オンタリオ・デポジット・リターン・プログラム
オンタリオ州では、アルコール飲料の入った容器1本ごとにデポジット料金を撤収し、空の容器が返却されるとデポジット料金が戻ってくるプログラム「オンタリオ・デポジット・リターン・プログラム(ODRP)」というプログラムを2007年から実施しています。
Clear your clutter after the holidays – return your empties and get your deposit back! #BagItBack pic.twitter.com/eOqf5wp3D9
— The Beer Store (@TheBeerStoreON) January 16, 2017
返却された容器は、新しいボトルや缶、カーペット、断熱材、プラスチック材などの有用な新製品にリサイクルされる、地球に優しく消費者にも優しいプログラムで、「バッグ・イット・バック(Bag It Back)」とも呼ばれています。
オンタリオ州内の、ビールやスピリッツを製造するすべてのメーカー、オンタリオ州産ワインを製造するオンタリオ州認定ワイナリーがODRPを実施しています。
- LCBO
- LCBO代理店
- Beer Store
- 認可食料品店
- ワイナリー
- ブルワリー
- ディスティラリー
の小売店で購入したペットボトル、ガラスボトル、アルミ缶、スチール缶、バッグインボックスのワイン容器、テトラパックの容器がデポジット対象のこと。
詳しくはBeer Storeのウェブサイトをチェックしてみてください。
有害廃棄物や家電などはどうする?
上記以外のゴミは、分別方法が異なるので注意が必要です。
家庭用有害廃棄物
腐食性、引火性、爆発性、有毒性があるものは、家庭用有害廃棄物としてみなされ、通常ゴミややリサイクルゴミとして捨てられません。
Batteries are household hazardous waste and must be disposed of properly. Do not put them in the recycling or the garbage. Take them to a Drop-Off Depot or book a Toxic Taxi pickup. More at: https://t.co/Xse6qgqXS0 pic.twitter.com/7QVCM1IxVj
— City of Toronto (@cityoftoronto) April 1, 2021
例として、
- 不凍液
- カーバッテリー
- ブレーキ液
- ボディフィラー
- 溶剤入りカーワックス
- モーターオイル(新品、中古)
- 燃料(ガソリン、軽油、灯油)
- オイルフィルター(新品・中古)
- フロントガラス用ウォッシャー液
パーソナルケア製品
- アルコール系ローション(アフターシェーブ、香水など)
- 薬、ビタミン剤
- ネイルポリッシュとリムーバー
- 注射器と医療用鋭利物(耐破壊性の密封容器に入れて破棄しましょう。)
- 空のエアゾール缶
家庭用クリーニング製品
- アンモニア系クリーナー
- 研磨剤入りパウダー
- 漂白剤
- 排水管洗浄剤
- 床・家具用ポリッシュ
- 金属・オーブン用クリーナー
- 消毒液
- ガラス・鏡用クリーナー
- ラグ・布地用クリーナー
- シルバーポリッシュ
殺虫剤や園芸用品
- 毒物(アリ、ネズミ、虫などの殺虫剤)
- 肥料
- 殺菌剤(農薬など)
- 雑草処理剤(除草剤)
ペンキ、溶剤、接着剤
- スプレー塗料
- ラテックス、油性、水性塗料
- ペンキ剥離剤
- プライマー
- 錆び取り剤
- ステイン
- シンナー
- テレビン油
- 木材防腐剤
- 接着剤 (金属製のペンキの空き缶(蓋を外したもの)はリサイクルとして捨てられます。)
その他
- 芳香剤
- 電池(全種類)
- 小型蛍光灯(CFL)
- 食用油
- 蛍光灯
- プロパン/ヘリウムタンク
- プール用化学薬品
- 水銀温度計
- ライター液
これらは以下の施設で引き取ってもらえます。
- トロント市の無料引き取りサービス(Toxic Taxi: 要予約)
- トロント市が提供するドロップオフ・デポ
- コミュニティ環境デーイベント
- 資源生産・回収期間(電池、電子機器、危険物、特殊な製品が対象)
- ドラッグストア(注射針や薬品など)
- プロダクト・ケア協会(ペンキ、溶剤、肥料、農薬などが対象)
All Drop-Off Depots have reopened to the public. In additional to general waste such as garbage, recycling & yard waste, many depots also accept household hazardous waste & electronics. For locations, hours and a list of what each depot accepts visit: https://t.co/sBaxlfcYFy pic.twitter.com/0bL2JjIa0v
— City of Toronto (@cityoftoronto) June 14, 2021
また古い電池は、カナディアンタイヤやホームデポ、ベストバイなどお近くの小売店やドラッグストアなどでも引き取ってもらえます。
電池を引き取ってもらえる場所が検索できるウェブサイト、Call2Recycleを利用すると便利です。
また、有害廃棄物として捨てられるリストがトロント市のウェブサイトでダウンロードできるので、見えるところに貼っておきましょう。
photo from City of Toronto
庭ゴミ
庭で出る葉や枝などのゴミは、3月から12月中旬のゴミ収集日に、トロント市が無料で行ってくれます。
ホームセンターのロゴが描いてある大きな袋に入ったゴミ袋が家の道路脇に置かれているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
Yard waste collection will resume this week on your regularly scheduled garbage/yard waste collection day. Place items in a kraft bag and bundle branches and brush. Items should be set out at the curb by 7am. More info: https://t.co/1BZQ1dtfab pic.twitter.com/FRZ1NEKh1t
— City of Toronto (@cityoftoronto) March 22, 2021
- 葉っぱ
- 小さな木の枝、幹、切り株
- 雑草やブラシなどの植物素材
- マルチ(地表の蒸発や侵食を防ぐための根覆い・おがくず)
- カボチャ、トウモロコシの茎
- 天然のクリスマスツリー(1月の指定日に回収、ドロップオフ・デポでは通年回収)
電子廃棄物
Have your electronics reached the end of their life? Don’t throw them in the garbage. Learn how and where to dispose of electronic waste properly at https://t.co/3fJpiMFskN pic.twitter.com/rBKJDU6s8r
— City of Toronto (@cityoftoronto) December 2, 2019
電子機器は通常ゴミやリサイクルゴミには入れられません。
不要になった家電や電子機器は、トロント市が無料で回収してくれる他、ドロップオフ・デポや地域環境デー・イベントに持ち込むなどして処理します。
主な例として、
- テレビ、モニター、Eリーダーなどの画面がついているデバイス
- 電話・ヘッドセットなど
- デスクトップ、ノートパソコンなどのパソコン類およびキーボードやマウスなどの周辺機器
- プリンタ、スキャナ、コピー機
- ステレオ、ラジオ、CD、DVD、ポータブル・オーディオ・プレイヤー、ビデオゲーム機器、コントローラー、ベビーモニターなどの音響機器
家庭から出る医療廃棄物
Home healthcare waste does not belong in recycling. Some of these items contain toxic ingredients and should be used and disposed of with caution. Find out what to do with home healthcare waste at: https://t.co/kgnLBOokBF pic.twitter.com/h5kD5aSO7T
— City of Toronto (@cityoftoronto) November 17, 2017
家庭から出る医療廃棄物は、リサイクルビンには捨てられません。
鋭利なものや薬品など有毒なものは上記の有害廃棄物とみなされますが、それ以外では通常ゴミとして捨てることができます。
以下のものは有害廃棄物扱いとなります。
- シリンジ
- 注射針
- ランセット(微量採血を行う器具)
- インジェクター ・注入器
- プレフィルド型注入器
これらを捨てる場合は、密封容器に「Needles」と書いて、次の場所に持っていきましょう。
- お近くのドラッグストア
- トロント市のドロップオフ・デポ
- コミュニティ環境デーイベント
以下のものは通常ゴミ扱いとなります。捨てるときは2枚重ねのビニール袋に入れ、ブラックビンに入れましょう。
- 透析廃棄物(例:フィルター、使い捨てのタオルやシーツ)
- IVバッグ、チューブ、胃管、鼻腔管
- 汚れた包帯、スポンジ、ガーゼ
- カテーテル、人工肛門用バッグ
- 使い捨てパッド、ガウン、手袋、マスク、エプロン
粗大ゴミ・金属類のゴミ
Items damaged by flooding, such as mattresses, furniture and carpets should be set out for collection on your regular garbage day. Drywall, renovation waste and construction material should be taken to a Drop-off Depot. For depot locations visit https://t.co/0sgawRWDH6 pic.twitter.com/Pqfomol6US
— City of Toronto (@cityoftoronto) August 8, 2018
粗大ごみや金属類のゴミは、ゴミ収集日に通常ゴミのブラックビンの横に0.5m間隔で一緒においておけば、トロント市が回収してくれます。
例として、
- 家具、ランプ、旅行かばん、マットレス、スキー板、便器など
- 家電製品、バーベキュー(プロパンタンクは不可)、ベッドフレーム、自転車、火炉、温水器、金属製バスタブ、物置など
- 冷蔵庫やオーブンなど(扉を外してください)
- ソファベッド(フレームが跳ね返らないように縛りましょう)
- カーペット、敷物類 (丸めるか、1.22m以下の長さに切って20kg以下でまとめましょう。)
- クリスマスツリー(天然物)
などが挙げられます。
キャビネットなど重さのあるものはあらかじめ解体しておきましょう。
また危険物、タイヤ、芝刈り後の芝、リフォーム廃棄物は粗大ごみとして捨てられません。
捨てる場合はトロント市のドロップオフ・デポに持っていきましょう。
ゴミの分別に迷ったら?
それでもやっぱり分別に迷ったりする場合もありますよね。
そんなときは、トロント市のサイトが提供しているウェイスト・ウィザード(Waste Wizard)が便利です。
捨てたいアイテムの名前を入力すると、予測変換でアイテム名を表示してくれ、それに応じた捨て方を教えてくれます。
photo from City of Toronto
また同じ機能で検索できるモバイルアプリ、TOwaste appもあります。
分別に迷ったら利用してみましょう。
戸建ての場合のゴミの出し方
戸建の場合と集合住宅の場合でゴミの出し方が異なります。収集日、ビンの置き方などしっかり確認しましょう。
どうやって出す?
ゴミを出す日や時間帯などが厳しく決められている日本とは違い、トロントのゴミ出しのルールは比較的緩めです。
通常、家の裏にブラックビン・ブルービン・グリーンビンを設置しておき、ゴミ収集車が来る曜日の前日の午後8時以降から当日の午前7時までの間に道路側に出しておきます。
ゴミの収集曜日以外でもある程度溜まったらビンの中に捨てられるので、収集日までに家の中にゴミを溜めておく必要がないのがいいですね。
photo from City of Toronto
ゴミ収集車から伸びるアームでビンを持ち上げるため、ビンの置き方にも決まりがあり、
- できるだけ道路に近いところに置く
- ビンとビンの間は0.5m以上空ける
- 雪の固まっている場所(スノーバンク)の上や後ろ側(ビンが見えなくなる側)には置かない
などの点に気をつける必要があります。
詳しくはトロント市ウェブサイト「Proper Waste Set Out」のページを確認してください。
ゴミの収集日は?
ゴミ収集の曜日は、地域によって異なります。
トロント市のウェブサイトやモバイルアプリのTOwaste appで収集曜日をチェックできます。
ビンのリクエスト方法
戸建てに住み始めたばかりの方などで家にビンがない場合は、311に連絡してビンをリクエストすることで入手できます。
それぞれのビンに対して、サイズごとに料金が変わります。
photo from City of Toronto(※2022年の金額です)
ビンが古くなって交換が必要な場合や、瓶のサイズを変更したい場合でも追加料金はかかりません。
ただしブラックビンに限り、サイズを大きくする場合は、$25.65の追加料金(年によって変動する場合あり)がかかります。
ゴミがビンに入り切らない場合はどうする?
通常ゴミの場合
Excess garbage? Bag it & tag it. Buy #CityofTO Garbage Tags online or at Toronto Shoppers Drug Mart and Canadian Tire locations. Garbage Tags are available for purchase at: https://t.co/DsuLvA4m5T pic.twitter.com/PJrwkzRuQJ
— City of Toronto (@cityoftoronto) April 3, 2021
20kgまでの重さであれば、黒や色付きのゴミ袋に入れて、トロント市が提供している黄色の「ガービッジ・タグ(Garbage Tag)」と呼ばれるタグをつけ、ブラックビンの横に置いておきましょう。
ガービッジ・タグはトロント市のウェブサイトで有料でリクエストできる他、カナディアンタイヤとショッパーズ・ドラッグマートで購入できます。
リサイクルゴミの場合
ブルービンに収まる大きさの透明の袋に入れて、ブルービンの横に0.5メートル間隔で置きます。
Excess recycling can be put in a large clear bag & placed beside your Blue Bin for pickup. Excess cardboard should be flattened, cut into small pieces & bundled with string or twine. More waste info & updates at: https://t.co/lID9N4ocQj pic.twitter.com/kR9cBmJS6e
— City of Toronto (@cityoftoronto) April 29, 2020
黒い袋や透明でない袋に入れられたリサイクル品は通常ゴミとみなされるので注意しましょう。
上記のガービッジタグは必要ありません!間違えてリサイクルゴミにタグを付けないように気をつけてください。
また余ったダンボールは小さく切って、平らにしてひもで束ねて置きましょう。
ゴミ料金の支払いのサイクルは?
戸建の場合、すでに光熱費の支払いのアカウントがある場合は、毎月、年に3回、または半年に一回など、水道料金の請求と同じサイクルで請求されます。
集合住宅の場合のゴミの出し方
ほとんどの集合住宅では大家がゴミの管理をしているので、その場合住民は戸建てのようにゴミ料金を払う必要がありません。
アパートやコンドミニアムによっては通常ゴミ用のダストシュートがあるところもあって便利です。
1階が店舗になっているアパートの場合
集合住宅のように大家がゴミの管理をしている点では同じですが、戸建てのようにビンを決まった収集日に道路に出しておく必要があります。
ゴミの出し方は上記の分別の項目を参考にしてください。
以上、トロント市のゴミの分別方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
生きていく上で、避けては通れないゴミ問題。
みなさんもきちんとルールを守り、正しくゴミを分別するように心がけましょう!