【生理痛・生理不順・PMSなど】女性の不調をサポートする低用量ピルを正しく知ろう

  

女性の皆さんの多くは下記のような経験をしているのではないでしょうか。

「腰痛や頭痛で立っているのも辛い。」 「イライラして怒りっぽくなってしまう。」 「仕事に集中できず、効率も落ちてミスをしそう。」 「眠くてだるく、まったく仕事や家事ができない。」 「毎回痛くて外出もしたくない。」

これらはすべて、女性が毎月やってくる生理前や生理中に経験するもの。
まさに女性の97%が月経前症候群(PMS)※1に、
日本のデータでは働く女性の約30%が月経困難症※2と言われています。

そこで、こうした不調と毎月付き合いながら、日本でも海外でも頑張っている女性の皆さんに、ぜひ正しい知識を持って欲しいのが、
低用量ピルのこと。

今回はここカナダで日本語医療通訳サービスを提供しているTrans Medさんのご協力により、女性の強い味方になりうる低用量ピルのメリットやデメリット、その利用方法をご紹介します。

低用量ピルって?

低用量ピル

低用量ピルとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)という、2種類の女性ホルモンに似た成分を主成分とする錠剤。
英語ではOral Contraceptive Pill (OCP)またはBirth Control Pillと呼ばれます。
このホルモンを規則的に摂取することで、排卵を抑制したり、受精卵が着床しにくくしたり、子宮内膜が厚くなるのを抑えるなど様々な作用があります。

低用量ピルのメリットとデメリット

メリット

(1)月経トラブルの軽減
生理に関する様々なトラブルに有効です。
・生理不順の改善
・生理痛の軽減
・月経前症候群いわゆるPMS(生理前の不快な症状)の緩和
・過多月経(生理中の経血が極端に多い症状)の軽減

(2)ニキビの改善
男性ホルモンのテストステロンの生産を抑制することで、ニキビや多毛症に作用します。

(3)避妊
正しく服用することで、約99%の避妊が可能になります。

(4)カナダでは保険が適用
避妊目的ではなく、カナダで発症した疾患の治療薬として処方された場合は、海外旅行保険やカナダの公的医療保険が適用されます。
ちなみに、日本語医療通訳サービスを提供しているTrans Medさんのサービスを利用すれば、海外旅行保険を持っている場合、現金支払いは一切なくキャッシュレスでクリニックを受診しピルを購入することが可能です。
※日本の海外旅行保険の場合:初診から180日間のみ適用。日本でピルを服用していて、カナダで引き続き処方して欲しい場合は既発症している症状のため適用なし。

デメリット

副作用
初めて服用する場合には、頭痛・吐き気・だるさ・胸の張り・不正出血などの副作用が起こる場合もあります。
ただし、2〜3ヶ月服用を続けると、これらの症状も軽快するケースが多いです。また不正出血が続く場合は、医師に相談しましょう。

喫煙者のリスク
喫煙者の場合、ピルを服用することで脳卒中・心筋梗塞・血栓症になるリスクが上がります。
喫煙者は必ず服用を始める前に、喫煙している事を伝えて医師に相談しましょう。

性感染症の予防はできない
ピルは避妊はできても性感染症は予防できません。性交渉の際は必要に応じコンドームを利用しましょう。

欧米より低い日本人のピル服用率


こうした生理による女性の生活の困難さを改善する低用量ピルですが、2013年度の国連人口部の統計によると、ピルの服用率はフランスは41%、ドイツは37%、イギリスは28%、米国は16%。それに比べて、日本のピルの服用率は、わずか1%と、先進国の中でもピルの服用率が低い状況です。

その理由の一つには、日本での低用量ピルが認可が遅かった事もあります。低用量ピルが日本で承認されたのは1999年。先進国の中でもっとも遅い承認と言われています。また、その分、日本では低用量ピルについての正しい知識を得にくいのも背景にあるようです。

低用量ピルの服用法とカナダでの購入法

薬局

購入法

カナダでの低用量ピルの値段は、薬局や種類によってもことなりますが、1箱(1ヵ月分)30-40ドルほど。
医師から出された処方箋をもって、最寄りまたは家の近所などの薬局にて、薬剤師に処方箋を提出して購入します。

半年分や1年分などの処方箋を医師が出した場合、通常は薬局では3ヶ月分ずつしか購入できません。次の3ヶ月分は同じ薬局へ行って、IDを提示して購入します。

日本の海外医療保険をお持ちの場合は、保険が適用される場合、TransMedさんを通して受診すれば、こうした薬局での購入のサポートも日本語で対応してくれる上、低用量ピル自体もキャッシュレス(現金払いなしの保険適用)で購入できます。詳しくは下記のフォームからTrans Medさんにお問い合わせしてみてください。

低用量ピル

服用法

1.服用スタート日に飲み始める。
月経第1日目から内服する「Day1スタート」と、月経が始まった最初の日曜日から内服を開始する「Sundayスタート」の2種類がありますので、購入する際に薬剤師に飲み方を確認しましょう。

2.毎日1錠決まった時間に服用する。
21錠のピル(偽薬錠なし)の場合
毎日1錠決まった時間に、21日間(3週間)内服する。その後7日間休薬。
28錠のピル(偽薬錠あり)の場合
毎日1錠決まった時間に、28日間(4週間)内服する。
※28錠のピルの場合、最後の7錠は飲み忘れを防ぐためのプラシーボ錠と呼ばれる成分の入っていない偽薬になります。

3.次の錠剤シートを開始する。
21錠のピルの場合
1シート目を飲み終えたら、7日間の休薬後、次のシートの内服を開始する。
※7日間の休薬を忘れないようにスマホのアプリやカレンダーなどを確実に利用しましょう。
28錠のピルの場合
1シート目を飲み終えたら、休薬せず次のシートの内服を開始する。

注意:
!スマホのアプリやカレンダーなどを利用して、毎日決まった時間にアラームを設定する、「毎朝(毎晩)の歯磨きの後に飲む」と決めるなど、飲み忘れをしない。
!避妊に関して
・服用開始から最初の1ヶ月は避妊効果が発揮されない場合があるため、避妊に関しては適切な避妊法(コンドーム等)を利用する。
・避妊はできても性感染症は予防できないので、性交渉の際は必要に応じコンドームを利用する。
!ピルを服用中、異常を感じたらすぐに医師に相談する。
!ピルと併用して他の薬を使用する場合は、医師または薬剤師に相談する。(抗生剤の中には、併用すると避妊効果が得られなかったり、不正出血が起こるものがあります)

辛い思いをしているなら一度は試してみてほしい低用量ピル


LTスタッフも、カナダに来て生理不順になってしまったためTransMedさんを通してクリニックを受診し、低用量ピルを処方してもらったところ、生理不順だけでなく、それまで抱えていた重度の貧血も改善され、生活が劇的に変わりました。
あくまでこれは、LTスタッフ個人の経験ですが、もし様々な生理によるトラブルで辛い思いをしている方がいらっしゃるならば、我慢せずにクリニックを受診して医師に相談し、一度低用量ピルを試してみる事をおすすめします。そしてカナダでの生活をストレスなく過ごしてくださいね。

こうした低用量ピルは種類もいろいろありますので、きちんと医師と相談することで、より一人ひとりの身体や症状にあった処方が可能になります。
海外旅行保険を持っている場合はキャッシュレスで受診が可能なので、Trans Medさんに連絡してクリニックを受診してみてください。

Trans Medさん駐在のMCIクリニック

トロントではTrans Medの日本語医療通訳スタッフさんがMCIクリニックに駐在しています。下記よりまずはお問い合わせしてみてください。


MCIクリニック(Trans Medの医療通訳アシストスタッフが駐在)
日本語受付電話:416-820-5448
※Trans Medの医療通訳アシストでの対応にはご予約が必要です。

【電話受付時間】月曜〜金曜・9時〜6時 ※上記時間外、および土日祝の通訳付き診察についてはご相談ください
link

MCIクリニック 住所
245 Eglinton Ave. E. Toronto, ON M4P 3B7

Topへ