映画『勝手にふるえてろ』松岡茉優さんのトロント日本映画祭登壇の様子まとめ

  

2018年6月7日(木)~28日(木)にかけて開催中のトロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)

先日6月12日(火)には、松岡茉優さん初主演映画『勝手にふるえてろ』が上映されました。

photo from Toronto Japanese File Festival

この映画は、2017年東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞・東京ジェムストーン賞を同時受賞後、アジア・ヨーロッパなどでも上映されており、ロングランを記録しています。

そして今後は、ケベックやニューヨーク、デンバーでの上映も決定しています。

そんな中、松岡茉優さんが舞台挨拶のため6月12日(火)にトロントの JCCC(Japanese Canadian Cultural Centre) を訪れました。

というわけで今回は、松岡さんがレッドカーペットに登場したシーンや、上映後のQ&Aの様子を詳しくお伝えしていきます。

*本記事では映画のネタバレを含む内容を記載していますので、ご注意ください。

松岡茉優さんがトロント日本映画祭のレッドカーペットに登場

6月12日上映当日、会場までのレッドカーペットの周りにはファンの方々がたくさん集まっていました。
そんな彼らの前に、ついに松岡茉優さんが登場。

湧き上がる歓声と拍手に笑顔で応え、時折手を振りながら松岡さんはレッドカーペットを歩いていました。

その後、観客でいっぱいとなった上映会場の壇上に立った松岡さん。

少し緊張した様子を見せながら、トロントに住む観客の方々へ英語で挨拶をするために勉強してきたという、舞台挨拶の言葉を口にしました。

2つだけ、英語を勉強したので、それを話します。
Thank you for inviting me. I’m so happy that Japanese movies are loved by Canadians, thank you.

少し照れくさそうに英語を話した松岡さん、そんな彼女に会場からは温かい拍手が送られました。

その後の舞台挨拶の中で、松岡さんは映画への想いを次のように話していました。

『勝手にふるえてろ』は、日本のあんまり多数派ではない女の子のお話です。でもそんな大多数に圧倒されているような心を持っている人が、世代問わず、男女問わず、カナダにもいると思っています。

この2時間の映画の中にカナダに住んでる方も、カナダに住んでいるカナダ人じゃない方も共感できる部分があると、とても嬉しいと思っています。

『勝手にふるえてろ』上映後のQ&A

上映中、観客は笑ったり驚いたりと、『勝手にふるえてろ』の魅力を充分に堪能した様子でした。

そんな映画鑑賞後の興奮冷めやらぬファンの前に再び松岡さんが登場し、Q&Aが始まりました。

Q&Aでは、撮影秘話や演出などについて語っていた松岡さん。
ファンからの質問にも丁寧に答えるその真摯な姿に、終始会場は和やかな雰囲気に包まれていました。

中には、松岡さん自身が大ファンであるモーニング娘。のTシャツを着ている観客に気付き、質問に答える前にモーニング娘。について熱く語る場面もありました。

では、Q&Aではどのような質疑応答があったのか、その一部をご紹介します。

 

– 映画の中でミュージカルシーンがあったことがとても印象的でした。

映画をご覧になったばかりなのでお分かりかと思うのですが、冒頭のシーンからヨシカは妄想の中にいます。その仕掛けというか、日本ではどんでん返し、なんて言葉もあるんですけれども、それを効果的に、見て頂いた方全員に、“あ、そうだったのか!”って分かるためには、どうしようか、と監督が考えたときに、“あ、歌えば、歌詞にしてしまえばみんな聴いてくれるだろう。”ということで、歌うことに決めたそうです。
監督は、とにかくヨシカの心情が出るように歌うことを強く熱望されていて、ボイストレーニングなどは一切通ってくれるなと、いうことでした。なので、私は(映画よりも)もう少しだけ歌が上手いです。

– 主人公のヨシカはとても闇を抱えていたキャラクターでしたが、どのようにして彼女のバックグラウンドなどを掴んだのでしょうか?

この映画は、綿矢りさ先生が書かれたのですが、その原作本ではヨシカの心の声、モノローグだけで話が進んで行くんです。なので、彼女が何をしているといった描写が一切なく、彼女が見ている風景だけで物語が進んで行く文体です。演じるに当たっても、彼女の主観で、彼女が思っていることを、彼女の目線に立って、見ている方がおじさまであろうと、すごく若い女の子であろうと、ヨシカと同じ気持ちで一緒に動けるように意識しました。

– ヨシカと松岡さんは性格が全然違うように見えるのですが、どうやって演じようと思ったのですか?

それがですね、私の近しい友人や母は、「(映画は)お芝居だったの?」って聞かれるほど、ほとんど私だったんです、残念なことに。なので、今回この映画で演じてみて思ったのは、私は表に立つ時は、こんな風にドレスを着たり、ハキハキ喋ったりしていますけれど、実は(ヨシカのように)心の中で、グズグズしたものを持ってる女の子って多いんじゃないかなと思いました。

『勝手にふるえてろ』作品情報

松岡さんの魅力に溢れたトロント日本映画祭の様子、いかがでしたでしょうか?

トロント日本映画祭では『勝手にふるえてろ』以外にも、『ちはやふる-結び-』や斎藤工監督の『blank13』といった松岡さんが出演している合計3作品が取り上げられています。

またLifeTorontoでは、松岡茉優さんへの単独インタビューをまとめた記事もあるので、そちらも併せてご覧ください。

【勝手にふるえてろ】
松岡さん演じる主人公・ヨシカは24年間恋愛経験ゼロのOL。中学時代から10年間片思いをしていた一宮(イチ)との「脳内恋愛」を楽しんでいた。ある日ヨシカは同期の霧島(二)からの告白を受け、イチへの思いと特に好意を持っているわけではない二との間で心が揺れる。理想の彼氏か、現実か。
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松岡茉優さんがトロントで語る、初主演映画”勝手にふるえてろ”への思いとは?

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