総予算135億円?!スーパー「Loblaws」希望者全員$25カード無料配布でお詫びを実施

   
  

photo from Loblaws

トロントをはじめカナダ全土で2000軒を超える店舗数を誇り、最も大きなスーパーマーケットチェーン店の一つであるLoblaws(ロブローズ)。利用したことがあるという人も多いのではないでしょうか?

 
そんなLoblawsは先日、店頭で使える$25相当のギフトカードを希望者全員に、しかも無料配布すると発表しました。
 
一体、何が起きたのか?今回はその背景について解説するとともに、その申し込み方法についてもご紹介したいと思います。

Loblawsを含む数社がパンの「価格カルテル」を結んでいたことが発覚

ことの発端は昨年末、Loblawsがパン12品の販売価格について、他のスーパーマーケットと示し合わせた上で価格をコントロールする行為、いわゆる「価格カルテル」を行なっていたと発表したことでした。

photo from CBC

価格カルテルを行うと、市場での販売価格は下がりにくくなり、競争が行われなくなることによる品質低下も懸念されます。

photo from City News

ご覧の通り、この約25年間でカナダ国内のパンの価格は上昇を続けていました。全てとは言い切れませんが、今回明らかになった価格カルテルがその要因となった可能性は高いと言えそうです。

消費者を守るため、日本でも「独占禁止法」として禁止されているこの行為を、Loblawsは2001年から2015年の間、行なっていたと発表しました。

photo from Loblaws

その結果、消費者を混乱させたお詫びとして、Loblawsは$25相当のギフトカードを希望者全員に無料配布することを決定しました。対象となる店舗は、以下の通りとなります。

photo from Loblaws

対象店舗:Loblaws, Atlantic Superstore, Bloor Street Market, Cash & Carry, Club Entrepôt, Dominion (in Newfoundland & Labrador), Extra Foods, Fortinos, Independent City Market, Loblaws City Market, Maxi, Maxi & Cie, No Frills, Presto, Provigo, Provigo Le Marché, Real Canadian Superstore, Real Canadian Wholesale Club, Valu-mart, Wholesale Club, Your Independent Grocer, or Zehrs

Loblaw (FREQUENTLY ASKED QUESTIONS)

Loblawsのギフトカードの対象者は?いつまでに?どうやって申し込むの?

今回のギフトカードプログラム、Loblawsの特設サイトによりますと、対象者は以下の通りとされています。
 

①Loblawsを含む対象店舗で2002年1月-2015年3月までの間に、対象のパン12製品を購入した方。
 
②以下のどちらかを満たす方

18歳以上でアルバータ・マニトバ・オンタリオ・プリンスエドワード・ケベック・サスカチュワンの各州在住者
 
19歳以上でブリティッシュコロンビア・ニューブランズウィック・ニューファンドランド・ノバスコシアの各州および、ノースウエスト・ヌナブット各準州の在住者


photo from loblawcard.ca

こちらの$25ギフトカードの申し込み入力フォームに記入するだけで、申し込み手続きは完了となります。実際に購入を証明するレシートなどを添付する必要はなく、年齢制限さえ満たしてしまえば誰でも応募できてしまうのが実情となります。

なお、申し込み期間は2018年1月8日(月)〜5月8日(火)。ギフトカードは後日郵送にて記入した住所に送られてくるとのことです。

総予算は100億円以上。Loblawsの対応、その背景とは?

photo from CBC

CBCニュースの報道によりますと、Loblawsはそういった「誰でも申し込める」という状況を考慮して、今回のプログラムの申込者を3〜5百万人と想定、総予算は1億5000万ドル、日本円にしておよそ135億円と報じられています!(1ドル≡90円換算)

135億円という金額にはもちろん、そんな予算を用意できてしまうLoblawsにもとても驚きです。

いち早く価格カルテルへの参加を認め、「謝罪」「お詫び」という行動を選んだLoblaws。今回の価格カルテルへの参加していたかどうかについて、未だに声明を出していない大手スーパーもいるという状況下での今回のギフトカードプログラムの実施。

パンが引き起こした今回の騒動は今後も大きな反響を呼びそうです。
 
 

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