【カナダの牛乳事情】袋入り?味が薄い?2%やSkimって何?

   
  

皆さん、カナダ・トロントでもよく見かける袋入りの牛乳には慣れましたか?

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photo from MORE LIKE CANADA

袋入りの牛乳を入れるカップが売られているのも、カナダ東部の独特の光景のようです。
「この袋から、どうやって飲むんだろう?」と思った方は、ぜひこちらの動画をチェックしてみてください。

それ以外にも、

●水みたいに味が薄い!!

●1%、2%、Skim・・一体どれを買えばいいの?

●アーモンドミルク、ライスミルクって何?

などなど、カナダの牛乳に戸惑った経験がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、牛乳にまつわるあれこれを調べてきました!

1.牛乳の種類と栄養素
2.カナダの乳牛には、「ホルモン剤」は投与されている?
3.国産牛乳を飲もう!「カナダ産生乳100%」の目印はコレ!
4.カナダで牛乳の消費が減って来ている理由
5.人気急上昇中「アーモンドミルク」「ライスミルク」とは?

1.牛乳の種類と栄養素

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photo from photoAC
●Skim Milk
日本の「無脂肪牛乳」に当たります。
スキムミルクの脂肪分は、100gあたり0.3%以下の脂肪分です。脂肪分はほぼゼロで、カロリーが低いヘルシーな牛乳ですが、「味が薄い」と感じる人も多いはずです。
レシピで「Milk」と書かれている場合、この牛乳を使うとクリーミーさに欠けることがあります。
特に500ml以上の牛乳を使うレシピの場合は、スキムミルクを使うことは避けましょう。

●1%(Partly Skimmed Milk)
日本の「低脂肪牛乳」に当たります。
1%の牛乳には、文字通り100gの牛乳に対して1gの脂肪分が含まれます。
レシピで「Milk」と書かれている場合には、この脂肪分1%か2%の牛乳を使うと良いでしょう。

●2%(Partly Skimmed Milk)
カナダで最も飲まれているのは、2%の牛乳だと言われています。
こちらも%は脂肪分の割合。2%の脂肪分が含まれた牛乳です。

●3.25%(Homo Milk / Whole Milk)
「日本の牛乳に一番近い」と言われているのが、この種類の牛乳です。
メーカーによってパッケージの記載方法は様々ですが、脂肪率3.25%の牛乳は、「3.25%」もしくは「Whole Milk(全脂牛乳)」「Homo Milk/Homogenized Milk(ホモ牛乳)」と表示されています。デザートレシピなどには、よくWhole Milkを使うように書かれています。

●Chocolate Milk
日本の「乳飲料」の部類に入るであろうこのチョコレート牛乳も、通常の牛乳と並んで販売されています。カナダでは子どもたちに大人気のドリンクです。通常の牛乳と同じく、約16種類の主要栄養素も含んでいます。

牛乳の種類別に、主な栄養素を比較してみましょう。

【牛乳(250ml)当たりの栄養成分】

カロリー 乳脂肪分 カルシウム ビタミンA | D
Skim 90 0% 30% 10%|45%
1% 110 4% 30% 10%|45%
2% 130 8% 30% 10%|45%
3.25% 160 12% 30% 10%|45%
Chocolate
Milk
160 4% 25% 8%|20%

※参照:Dairylandの商品情報

上記の表を見ると、
・牛乳の種類で大きく違うのは、カロリーと脂肪分
・カルシウム量やビタミンの量は、ほぼ同じ

ということが分かります。

 

2.カナダの乳牛には、「ホルモン剤」は投与されている?

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photo from photoAC
ご安心を。カナダでは、乳牛への「ホルモン剤」の使用は法律で禁止されているので、抗生物質フリー(antibiotic-free)です。
一方、隣国アメリカでは、合成ホルモン(rBST)などの使用が許可されているそうです。

※参照
BC Dairy | Does Milk Contain Growth Hormones and Antibiotics?

3.国産牛乳を飲もう!「カナダ産生乳100%」の目印はコレ!

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photo from Dairy Farmers of Canada
2009年より「100% Canadian Milk(カナダ産生乳100%運動)」が本格的に実施されています。まだ完全には浸透していませんが、このステッカーを見かけることが今後増えそうです。

4.カナダで牛乳の消費が減って来ている理由

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photo from photoAC
カナダ人はシリアルやパンケーキを日常的に食べているのに・・と思うかもしれませんが、近年、カナダでは牛乳の消費率が著しく減ってきていると言われています。
THE GLOBE AND THE MAILのこちらの記事によると、その理由は大きく3つ。

1. 高齢化
2. 移民による社会構造の変化
3. ビーガンの増加

日本と同じく、カナダでも高齢化問題は深刻化してきています。また、牛乳を飲む習慣のない新興国からカナダに移り住んだ人達は、移民後も牛乳を飲む機会が少なく、移民大国であるカナダでは、それも牛乳消費率に影響しているようです。
また、最後に挙げたビーガン(完全菜食主義者)の増加については、トロントに住んでいると身をもって感じることでしょう。

・・・では、牛乳を飲まない人は、代わりに何を飲んでいるのでしょうか?
一番に思いつくであろう「豆乳(ソイミルク)」は、カナダでも健康に良い飲みものとして定着しています。

しかし、豆乳以外にも牛乳の代わりに選ばれている飲み物があるのです。
それを次項目でご紹介します。

5.人気急上昇中「アーモンドミルク」「ライスミルク」とは?

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牛乳コーナーに必ずと言っていい程置いてあるのが、「アーモンドミルク」。日本でもアーモンドミルクが発売され始めたそうですね。乳糖やコレステロールを一切含まず、カロリーが低いのでとってもヘルシー。また、ビタミンA・D・Eなどが豊富です。個人的には、アーモンドミルクは飲みやすいので大好きです。
ただし無糖だと少々物足りなく、砂糖やフレーバーを足した商品に手を出してしまうと、意外にカロリーが高くなってしまうことも。ナッツアレルギーの人は飲めません。

一方、白米と水から作られた「ライスミルク」は、乳糖不耐症やナッツアレルギーを持っている人にも適した飲み物です。こちらも、乳糖やコレステロールを一切含まずヘルシーな飲み物。スキムミルクのような薄い味のミルクです。「米のとぎ汁のような味」と表現していた友人もいました。お米から作られていますので、炭水化物を含みます。

また、最近では「ココナッツミルク」「カシューナッツミルク」も登場。「アーモンドミルク」とのミックス商品なども出ています。
そしてLACTAIDなど、乳糖不耐症の人向けのミルク「ラクトースフリー(乳糖フリー)ミルク」も店頭で見かけることでしょう。

それぞれの飲み物が違う栄養分を持っているので、自分の体質や好みに合わせて選びたいですね。


※参照
Dairyland
http://www.dairyland.ca
Island Farms
http://islandfarms.com
wikipedia|牛乳
https://ja.wikipedia.org/wiki/牛乳

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