【カナダ人騒然!】NYタイムズ紙『カナダって急に…イケてきた?』

  

アメリカの名門新聞紙ニューヨークタイムズが、先日の16日(土)に出した1つの記事が、カナダ人を騒然とさせました。

その記事のタイトルは、“With the Rise of Justin Trudeau,Canada Is Suddenly … Hip?”
「ジャスティン・トルドー首相の出現もそうだけど、カナダって急に…イケてきた?

Canada is shaking off its polite image.

Posted by The New York Times on Saturday, 16 January 2016

nytimes

この記事の中では、今をトキメク、カナダ出身のアーティスト、クリエイター、エディター、起業家、ポップアイコンなど総勢17人の著名人が紹介されています。

例えば、今最も注目される若手映画監督グザヴィエ・ドランとか、

xavierdolan
photo from Cineuropa

グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
モントリオール出身。映画監督、映像作家、俳優。まだ26歳という若さでありながら、すでに多くの映画作品がカンヌ映画祭で上映、受賞しています。またアデルの2015年の大ヒット曲「Hello」のプロモーションビデオも手がけている映像界の寵児です。ちなみに、このイケメン映画監督はゲイを公表しており、ストレート女子のわたしとしては残念でなりません(隣りのゲイ男子には朗報です)

出すアルバム全てがプラチナレコードのヒップホップ界のスターラッパー、ドレイクとか、

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photo from Drake Official

ドレイク(Drake)
トロント出身。ラッパー、俳優。リリースしたEP『ソー・ファー・ゴーン』が全米ビルボードで初登場7位に入るなど公式デビュー前からすでに注目され、その後アルバムは全米で50万枚以上を売り上げ、ゴールド・ディスクに。リアーナとも交際していました。ちなみに、少し前に北米の若者の間で流行った言葉「YOLO」は彼の曲「The motto」で使われた言葉です。

昨年、突如メインストリームのポップアイコンに躍り出たヒット連発のザ・ウィークエンドとか、

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photo from The Weeknd official Facebook

ザ・ウィークエンド(The Weeknd)
スカーバロー(トロント東部)出身。本名エイベル・テスファイ(Abel Tesfaye)。ネット上で無料配信したミックステープをきっかけに2011年彗星のごとく現れ、パフ・ダディ、カニエ・ウエスト、スティーヴィ・ワンダーといったR&B界の重鎮たちがそろって絶賛。いまやテイラー・スウィフトやアリアナ・グランデといった人気アーティストと次々と共演する、2015年もっともヒットチャートを席巻したアーティストです。2015年のグラミー賞には年間最優秀レコード、年間最優秀アルバムなど7部門にノミネートされています。髪型がきになります。※2015年1月19日追加:読者さんの「重要なThe Weekndがないよ〜?」というご意見により、「ですよね。」ということで追加しました!笑

我らがバンクーバー出身、エレクトロニカやシンセポップ系の歌姫グライムスとか、

grimes
photo from NYLON Singapore Photo by An Le Studio. via Facebook of Grimes

グライムス(Grimes)
バンクーバー出身。ミュージシャン。2010年のアルバムデビュー以降、新世代のポップアイコンとして、音楽のみならずそのファッションやアートワークのセンスなどが注目され、ファッション誌やカルチャー誌などでもよく取り上げられています。90〜00年代のロックやヒップホップ、クラブ系のトリップポップ音楽、日本のカルチャーからの影響も大きいんだとか。

企業価値2500億円以上の極悪メディアカンパニー「VICE Media」の創設者シェイン・スミス氏とか、

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photo from Adweek Photo by Sasha Maslov

シェイン・スミス(Shane Smith)
オタワ出身。VICE MediaのCEO、記者。いまや世界35カ国以上の他言語で配信されるオンラインメディア「VICE」は、国際ニュースやエンターテイメントを取扱い、その記事や動画の過激さやきわどさや、危険地域からのレポートが人気のメディアです。もとはモントリオールで1994年にシェイン・スミス氏が創刊したパンク雑誌が始まりですが、現在の企業価値は日本円で2500億円以上にもなり、オンラインメディアの成功事例として特にシェイン・スミス氏の手腕が経済界でも注目されています。

ロンドン発の洗練されたビジネス&カルチャー系雑誌「モノクル」の名編集長タイラー・ブリュレ氏とか、

Tylermonocle
photo from Photo from The New York Times

タイラー・ブリュレ(Tyler Brule)
ウィニペグ出身。1980年代にイギリスへ渡り、BBCなどのテレビ番組や新聞、雑誌でジャーナリストとして活躍。2007年に『Monocle』創刊。質の高い読み物を好み、ハイセンスなデザインに囲まれて世界を飛び回るビジネスマンや起業家達を読者層とした世界的人気の雑誌となり、彼自身もオピニオンリーダーとして様々なメディアに登場しています。また大変な親日家として有名なので、本人自身のライフスタイルが色濃く表れている紙面には度々日本のカルチャーや各都市が特集されることも。「世界で住みやすい都市ランキング」では日本の都市がランクインし、過去のLiveVancouverでも取り上げました。
参考記事:【また出た】「世界で住みやすい都市ランキング2015」発表。バンクーバーは?
※2015年1月19日追加:モノクルファンのライターの好みにより追加しました。

そしてその17人以外にタイトルで名前を出されたのが世界で今もっともホットなリーダーと言われる、ジャスティン・トルドー カナダ首相

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photo from BBC NEWS

トルドー氏は、各メディアからすでにそのイケメンっぷりが話題ですが、ここでもやはりそのルックスや経歴が取り上げられるほか、特に昨今のシリア難民の受け入れ施策で「心あるリーダー」とも表現されております。

peoplephoto from New York Times

その他にも、皆さんご存知お騒がせセレブのジャスティン・ビーバー(上左)、人気俳優のライアン・ゴズリング(上中)、女優のレイチェル・マクアダムス(上右)、ファッションの流行を作り出すYahoo!Styleの編集長ジョー・ジー(下左)、ビヨンセやテイラー・スイフトに愛されるファッションデザイナー、タニア・タイラー(下中)、女優でありながら監督としても注目度が高いサラ・ポーリー(下右)などなど、多くの今の時代を牽引するカナダ出身の人々が紹介されています。

さて、この記事が出された途端、ソーシャルネット上ではカナダの人々が様々な反応をしていました。

ちなみに、「急にイケてる」と言われたことだけでなく、冒頭でカナダの印象を、「文化的に凍てついた不毛な土地で、絶望的にファッションセンスがない国民が住む、我らが北隣の国」
“The notion that our neighbor to the north is a frozen cultural wasteland populated with hopelessly unstylish citizens ”と表現していることにも反応している模様です。

「は?文化的不毛な土地ってなに。モントリオールに来た事ないんじゃないの?北米で最も文化的な多民族都市で有名ですよ!」Facebookのコメント

「シーッ!それ、言っちゃだめ!」Facebookのコメント

「礼儀正しいというイメージを払拭する時が来たようだ。」Facebookのコメント

「凍り付くくらいCoolですよ、僕ら。」Facebookのコメント

「僕らホントにイケてるから、ニューヨークタイムスがこんな事を言ってるのなんか、ぜんぜん気にしないし。」bruce_arthur on Twitter

「ジャスティン・トルドーの前から、あたし達、全然イケてたし今もイケてる。」jordanast on Twitter

「突然イケてきてしまい、大変申し訳ございません。もう二度とこのような事はございません。」LaidBackCapital on Twitter
※記事の中で、カナダ人の礼儀正しさが特に強調されていたため皮肉ったようです。

「いいえ、私たちはイケてなんかいません」KPKyeg on Twitter
※自虐なのか、あえてカナダ人らしく謙虚に言っているのかは不明。

NYタイムズ紙のこの記事に、カナダの各メディアが反応しているのも面白いです。さて、カナダは急にイケてきたんでしょうか。
まぁ、たまたまこういう風にカナダ出身の著名人をあつめて注目する事がなかっただけで、今も昔もカナダ人は各界で活躍しているんじゃないかなと思いますけれどね!

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